空手の『道』

空手が故の『道』についての考えを記しておきたい。
私は、空手を始める前はフルコン空手を経験していたか一撃必殺のフルコン空手の試合では、やるかやられるかの真剣勝負の世界。一方、(沖縄や伝統)空手は試合にこだわらず、演武や形、鍛錬を通して心技体を高める世界。どちらも「武道」ということで、理合いがあり、精神があるわけだが、一見、両極端にもみえる。「やるかやられるか」は、やったかやられたら、その時点で終了の世界。一方、(沖縄、伝統)空手は、相手の技を完全に受ける前に逆らうことなく受けをとり、次のつながりに備える、という、いわば永遠につながる、つなげられる世界。
終了ではなく、次につながる、つなげることで相手と新たなつながりの『道』をつむいでいく.
.この繰り返しにより、相手と分かり合い、絆が深まり、和の世界がさらに広がり、自分を取り巻く環境がさらに良い雰囲気となり、正のスパイラルとなる。そんな思想を感じとれると思うのである(沖縄や伝統)空手は『道』を追求していくのに最良な武道ではないかと私は思う。

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