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【アゲート②誕生石】

アゲートには水晶以外にも
とてもよく似た石があります。

Sio2(二酸化ケイ素)が
結晶化してできた石英のグループの石ですね。

今回はアゲートの
石英グループの中での位置付け
使用の歴史、誕生石としての
アゲートについて紹介します。

1.石英グループの位置付け

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水晶:ロッククリスタル
石英:クオーツ
玉髄:カルセドニー
瑪瑙:アゲート
碧玉:ジャスパー
淡白石:オパール

石英グループで純度の高い石は

①水晶:ロッククリスタル

②石英:クオーツ
(水晶より純度が低く白っぽいもの)

③玉髄:カルセドニー
(模様のない均等な色合いのアゲート)

④瑪瑙:アゲート

⑤碧玉:ジャスパー
(純度の低い不透明なもの)

⑥蛋白石:オパール
(結晶の出来方は違うけど似ている)

石英グループの中でもアゲート(瑪瑙)は、
水晶と並んで
とてもバリエーションの多い石ですね。

2.使用の歴史

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アゲートの歴史は古く、
古代では石器として使用されていました。

また、海外では、
装飾品やネックレスのビーズなどに
使用されていたとされています。


日本でも縄文時代には
矢じりを作るのに使われていたようです。

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弥生時代から古墳時代にかけては
勾玉にも使われていたことがわかっています。

また江戸時代には
福井県で瑪瑙細工が栄えていました。

現在では島根県の玉造が瑪瑙細工で有名ですね。

玉造温泉など観光に訪れると
たくさんの瑪瑙細工のお店が並んでいます。

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瑪瑙は、結構、古い時代から
今の天珠のような加工が
行われていたこともわかっています。

炭酸ナトリウム溶液を使用して、
サードやカーネリアンといった
褐色のアゲートの一部を

縞模様や文字などに漂白した
エッチングビーズが作られていました。

また、瑪瑙の層になった
白い部分を上手く利用して

立体的な彫刻を施し
シール(印章)やインタリオ・カメオといった
ジュエリーに使用されていました。

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他にも、層の状態がまるで
目玉のようなアイアゲートと呼ばれるものは
魔除けと使われていたそうです。

3.記念日・誕生石としてのアゲート

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アゲートは誕生石では
何月の石になるのでしょう?

例えば、基本的にはアゲートの仲間とされている

サードオニックス

日本・アメリカ
イギリス・オーストラリア
カナダでは

8月の誕生石として有名です。

また星座では、
アゲートは双子座の石とされています。


でわ!次の記事も見てくださいね〜

 

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