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記事一覧
リチウム硫黄電池が切り拓く未来
2021年12月時点の内容です
リチウム硫黄電池は民生用リチウムイオン電池を超える理論エネルギー密度を持ち、ポスト・リチウムイオン電池として注目が集まっています。SDGsの達成、脱炭素社会の実現に向けて、リチウム硫黄電池研究の第一人者であり、イオン液体を用いたリチウムイオン電池の動作を世界で初めて成功させた関西大学 化学生命工学部 教授の石川正司氏に次世代電池の現状と今後の展望についてお伺いしま
次世代型太陽電池として注目される ペロブスカイト太陽電池の実力とは
2021年12月時点の内容です
高性能・高品質の太陽電池は、脱炭素社会の構築に欠かせないものとなりました。なかでも、次世代型として注目されるペロブスカイト太陽電池は、いままでの太陽電池では不可能な場所にも設置可能で、多くの用途が期待されています。
今回はペロブスカイト太陽電池の生みの親で、光エレクトロニクス関連で優れた業績を上げた研究者に贈られる、イギリスのランク財団の賞を2021年9月に受
二次電池評価の常識を打ち破る効率化・高速化・コスト削減を実現
2021年12月時点の内容です
はじめにリチウムイオン二次電池が実用化され、多くの新しい産業が生まれて社会はより便利になりました。リチウムイオン電池は携帯電話やスマートフォンの普及に大きく貢献しましたが、将来は自動車がガソリンを全く使用せず電池だけで駆動するなど、数年前は想像もできなかった社会が訪れるかもしれません。近年、多くの企業がSDGsに沿った活動指針を明示し、脱炭素化の実現に向けた企業活
経時変化するインピーダンスを適切に評価 3Dインピーダンス法の紹介
2021年12月時点の内容です
モバイルデバイスや電気自動車などのエコカーの発展に伴い、電池の重要性は一層増しており、高性能化に向けた研究開発が世界中で盛んに行われています。電池の高性能化のためには、電極界面反応を始めとする電池の内部現象を定量的に評価する必要があります。その評価手法の一つとして電気化学インピーダンス法(EIS)があります。しかし、反応を伴う充放電過程のような過渡現象においては不
脱炭素社会の推進に貢献―東陽テクニカのSDGsの取り組み
2021年12月時点の内容です
はじめに本号のテーマを脱炭素とする案が出たのは、2021年初頭のことでした。2020年10月に、日本政府が2050年にカーボンニュートラルを目指すことを宣言し、それ以前よりも各企業に対する脱炭素への取り組みが期待されるようになってきた頃です。また、同じ頃、東陽テクニカとしてSDGsの達成にどのように貢献していくか、社内で統一認識を持ち、活動を実行するために、SDG