絓秀実氏との対談(2016年6月17日)・その4

絓秀実氏との対談(2016年6月17日)・その4

外山恒一

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 〈「その3」から続く〉
 〈全体の構成は「もくじ」参照〉

 標題にもあるとおり、2016年6月の対話である。場所は絓氏の地元に近い埼玉県の居酒屋。
 第4部は原稿用紙換算19枚分、うち冒頭5枚分は無料でも読める。ただし料金設定(原稿用紙1枚分10円)はその5枚分も含む。

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 福岡のパワハラ左翼教授

 そういえば矢部(史郎)は最近、レーニン主義に走ってるらしいじゃん。オレはその文章そのものは読んでないんだけど。

外山 どこかに何か書いてました?

 『情況』の今ちょうど出てる号が“学生運動特集”で、名古屋ナントカって名義でアジビラふうのテーゼみたいな文章が載ってて、それを書いたのが矢部らしいんだ。そのことは大下(敦史。同誌編集長)さんが「あとがき」で書いてる。その大下の“解説”を読んだだけですが、「レーニン主義に近くなった」って書いてあった(笑)。

外山 “敵対分子”といえば、たまに『人民の敵』にも登場する西南学院大学アナキズム研究会の“議長”のM君というのが、例の田村(元彦。同大学准教授)にいじめられてるらしいんですよ。M君がぼくの界隈に出入りしてることを知ってて、「こいつ外山派だな」ってことで、授業で悪口を云われてるみたい。M君が欠席してる時に、「外山なんかのところに出入りしてるケシカラン学生がいる」と指弾されて、別の時には「殺す」とまで云われたらしい。完全に“アカハラ”ですよ。どこか週刊誌か何かで追及されて失脚してくれないかなあ(笑)。

 田村ってまだそんなことしてるんだ(05年に絓氏“主演”のドキュメンタリー映画『レフト・アローン』の福岡上映会を取り仕切ったのが田村で、外山と絓氏は当時まだメールのやりとりのみの関係だったが、「福岡には外山というのがいるから招待券を出してやってくれ」という絓氏からの要請に、福岡の左翼シーンでの外山の悪評を聞いていた田村はパニックに陥り、招待を断ったばかりか、「上映会を広く宣伝すると外山の耳に入るかもしれない」と緘口令を敷いて宣伝そのものをやめてしまった。もっとも上映会スタッフの1人だった当時「フリーターユニオン福岡」の中心的活動家・小野俊彦氏が「実はそういう裏事情はあるんだけど」と外山を上映会に誘い、田村の悪辣な陰謀は土台から水泡に帰した)。

外山 そのようですよ。しかも田村って、もはや福岡でかなり枢要な地位を占めてるみたいで、ある種の文化権力になってるんです。

 うん、福岡ぐらいなら、大学教授でそのテのことに熱心なら、すぐにそういう立場になれるでしょう。

外山 福岡にはいわゆるミニ・シアターが2つ3つあるんですけど、そのうちの1つ(KBCシネマ北天神)のプログラムの決定権までほぼ握ってるみたい(後註.あくまで当時の話で、現在は不明)。

 ほー。

外山 他にも福岡でちょっと政治的かつ文化的な動きが出てきたかと思うと必ず田村が絡んでる。正直云って非常にやりにくい状況です。


 最近の宿敵・矢部史郎

 矢部はどうしてるの?

外山 それについてはつい最近もツイッターに書きましたが……名古屋にエサマンって活動家がいるんですよ。名古屋の、「だめ連」的・松本哉的・フリーター労組的な連中を束ねてて、ちょっと“困ったちゃん”というか鬱陶しいキャラなんだけど(後註.この当時はこういう印象を持っていたが、以後たびたび交流して、現在ではかなり近しい関係にある)、意外と優秀なところもあるようで、名古屋の中心街でバーもやってると聞いて今回こっちに来る途中で初めて寄ってみると、こっちは「あかね」とか「何とかバー」(それぞれ東京の「だめ連」系・「素人の乱」系の飲み屋)ぐらいのショボい店を想像してたのに、まるでフツーの店みたいな堂々たるもんで(笑)。とにかくそのエサマンってのが、名古屋のそれっぽい連中の中心にいて、おそらく矢部にとっては目障りというか、3・11を機に名古屋に移ってその地で自分の影響圏を拡大したいところなのに、エサマンが邪魔なんだと思います。

 矢部としてはそいつを排除したいわけだ。

外山 で、かつての福岡での外山排除工作と一緒で、実際はどうなのか知らないけど、エサマンの女性関係に問題があるとか云って糾弾し始めたらしい。矢部がエサマンの不倫相手だと決めつけた女性について、「こういう華やかな女をはべらせてる様子を見せつけて、周囲に優位に立とうとしてるんだ」とか、意味不明なイチャモンをつけられて参ってるって、昨年秋ぐらいにエサマンに電話で相談された。まあ今では沈静化して、矢部の“エサマン追放”の陰謀は失敗したようですけどね。で、エサマンのバーにこないだ行った時に、「そういえば矢部自身が、ぼくとまだ共闘関係にあった98年頃に、後に矢部の妻になる松丸一美について、彼女を連れてると、ロフトプラスワンのイベントとかで風采の上がらない、今で云う“非モテ”の活動家連中に優位に立てるんだ、と云ってたよ」とバラしてやりました(笑)。

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絓秀実氏との対談(2016年6月17日)・その4

外山恒一

190円

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外山恒一
革命家。マルクス主義、アナキズムを経て03年よりファシスト。福岡市在住。九州ファシスト党〈我々団〉総統。サイト「外山恒一と我々団」(link: http://bit.ly/1wp0Ggi)