マッチングアプリで知り合った外国人シェフを雇う〜在留資格編④〜

前回の投稿で書いたように、「祖国で人気No.1シェフ」を自称する外国人シェフとマッチングアプリで知り合った俺は、彼女に在留資格をなる早で取得してもらうよう色々調べている!🔥


登場人物

Takashi🧑…
俺です。資金ゼロ、経験ゼロ、知識ゼロ。なのに飲食店開業に向けて歩み始めた32歳男。マッチングアプリで外国人シェフに出会い、2024年8月の開店を目指す。

コアラちゃん🐨…
マッチングアプリで知り合った某国の料理長。夢は日本でレストランを開いて永住すること。日本語を毎日勉強しているが俺と話す時はほとんど英語。
「We can do it!」「Everything is OK」が口癖で、雇い主的にはなかなか不安。


結論から言って
前回俺が見つけてきた高度経営・管理活動「高度専門職1号(ハ)」という在留資格はコアラちゃんにはマッチしていないことがわかった😢

この資格は、資格取得に必要な条件を点数化して70点以上を取れば合格。
コアラちゃんの大願である永住権ゲットなどの優遇措置を施してもらえる可能性があって期待していたので残念だ。

なぜダメなのかというと今のコアラちゃんでは点数が足りなかった。
それ以前にこの資格には「年収」の最低ラインというのがあり、
点数とは関係なく年収300万円以上であることを証明しなければいけない。

だが、この時点でコアラちゃんはアウトだったのだ…。

🐨「わたし、実は書類の上では今の職場のentrepreneur(起業家)なんだよね。でも実際はその会社の持ち主はボスで、私はただのマネージャー兼料理長なの」

コアラちゃんは、少し前にこんなことを言っていた。
このentrepreneurという怪しい肩書きは何度説明を受けても実態が掴めなかった。
だが、自称人気No.1シェフで管理職以上のポジションにいるのだったら年収300万円ぐらい余裕だろう!

…俺は高をくくっていた。
でも、コアラちゃんから送られてきた年収額のスクショを見て、、わーびっくり!

【年収24万円】🌋※日本円換算


俺🧑「え、月収?」

🐨「いや、年収。でも”書類上”の金額だよ」

🧑「…よくわからないけど、とにかく審査の時に証明できる年収はいくらなの?」

🐨「んー」

【年収24万円】🌋※日本円換算


何度も確認を取ったが、この金額で間違いないとのこと。
ビジネスウーマンの賃金はもっと高いらしいのだけれど料理人などの職人のクラスはこれが普通らしい。
ちなみに社会人一年目の年収は日本円で2万4000円ぐらいだったそうだ。
まさかコアラちゃんの国はこんなにも賃金の水準が低いとは思わなかった。

もしかしたら今年entrepreneurの力で年収300万円になるかもしれないとコアラちゃんは語ったが、去年24万円だった人がボスの懐の深さで特大ジャンプアップするというミラクルは無理があると思った。
entrepreneurという仕事に俺自身がリアリティを感じていない以上、賛成はできない。

それに高度経営・管理活動「高度専門職1号(ハ)」で点数を稼ぐにしたって、現実的ではない。
・一年後にJLPT(日本語能力試験)の上から2番目に難しいレベル(N2)に合格
・博士号か修士号か専門職の学位を複数ゲット

コアラちゃんにこの条件を伝えたところ、ごく自然な流れでこのタイプの在留資格は諦めようという話でまとまった。

さて、どうしたものか…
俺は再び別の方法を探すことになった。

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