17時に会おうと言ったきみがやってきたのは19時だった。冬だった。間違えたと、似ているからと、慌てて告げるきみに嘘はないのだろう。でも突然無理だとおもった。凍えるわたしに一言もなかったので。うっかりものの愛らしいきみは許されることに慣れてしまった、こちらは慣れることなどないのに。

いつもありがとうございます。サポート頂いたお金は、創作の肥やしになるものに大切に使わせていただきます。細々とがんばります。