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芙蓉片喰。の第九十四首

第九十四首
くさわらの冬あけやらぬ陽だまりの
きみの姿に見とれていました
─── 音無桜花

2024.01.29.
光を湛えた白い花に


天気が良かったので川沿いの散策路にウォーキングへ。お気に入りコースのひとつなのですが、久しぶりのチョイスです。
土手の上に設けられた散策路を歩いて行きます。

春が来たな、と思わせる雰囲気が漂っていましたが、まだ空気は冷ため。残雪の冷たさが空気に溶けている感じです。


散策路沿いには水仙がたくさん植わっていて、大半はようやく蕾が綻ぶ頃合いですが、早いものは開花を済ませています。

梅の蕾も綻び始めました。


折り返しを過ぎて歩みを進めていると、路傍の草っ原に一叢の花々を見つけました。

光に透けて白く輝く半透明の美しい草花です。


人様の敷地のような立ち入りにくい場所で近づけなかったのですが、背丈は地面から10cm程度、花の大きさは3cm程度で閉じたラッパのような姿をしています。

光を湛えたような美しさに、しばらく見入っていました。


帰宅して調べてみるとオギサリス(フヨウカタバミ)の白い品種のようです。
ポピュラーな草花のようですが、私が知るカタバミとは随分大きさが違いました。

オギサリス。
そういえばホームセンターに園芸種として別色の花が並んでいたような………?


私が見かけたのは、開花前か閉じる途中なのか完全には開ききっていない状態だったようです。半透明に輝いていたのも条件が重なっていたのだと思います。


写真は遠くから必死に撮影したもの。
嫋やかで瑞々しい姿が伝わるとよいのですが。

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