40.頭が前近代的な日本のお家芸である「世襲」制

40.頭が前近代的な日本のお家芸である「世襲」制

岸田総理大臣が8月10日に内閣改造を行ったが、結局すぐに判明しただけでも入閣した7人が旧統一教会側と「接点」を持っていたことが分かったことはご存知であろう。まあ、これが前近代的な日本のお家芸であるから今更驚くことでもない。これが日本なのだ。実に遅れた国であるということすら気づいていないのだから救いようがない。

閣僚と言ってもポジションに拠って重さは異なる。重要閣僚とされるのが財務大臣、外務大臣。海外であれば防衛大臣に相当する役職は相応の地位であるが我が国は自衛隊の位置付けも曖昧であり、他国と比較した場合にそれほどの重要性を含有しない。

無論、各省庁ごとに役割は異なり同時期の政治的課題によってその重要性も変化するのだが、いわゆる「お飾り」的なところも少なからず生じる。衆院なら当選回数4回目までに大臣政務官、5回目くらいまでに副大臣を経験していわゆる「大臣待機組」となる。しかし省庁再編もあって大臣ポストが減り、待機組でも中々大臣の「イス」が巡ってくるまでの時間は伸びる傾向にある。まあその辺の政治ゲームはどうでもいいが、今回もまた同じような流れ、そして顔ぶれであり、それが安定と言えば安定ではあるが、未だに起きていることを整理するのみだ。

・浜田靖一 2世。
・林芳正 4世。
・谷公一 2世。
・葉梨康弘 3世。
・河野太郎 3世。
・鈴木俊一 2世。義兄は麻生太郎。
・加藤勝信は加藤六月の娘婿。
・永岡桂子は永岡洋治―の妻。
・西村康稔も吹田愰の娘婿。

つまり閣僚の大半は世襲だ。議員の能力や適性がなくても、どの親族と関係があるかで多くの日本人が応援するのだ。まさに「卑弥呼さま~」と言っていた時代から少しも進んでいない。これが多くの日本人の価値観とやらだ。現行の制度上も、世襲ではない議員が叩き上げで上り詰める環境はない。

国会議員になるルートはもちろん世襲だけではない。議員秘書などを経験し、先代に認められて後継となる。王道とも言われるが今やこうした議員は極めて少ない。他のルートで言えば地方議員として経験を積み、国会に転じる議員だ。このケースは数としては多いが、回り道をする分だけ重要なポジションを得るための時間を失い「出世が遅れてしまう」感(どうでもいいが)は否めない。事実、これまでに地方議員経験のある総理大臣は竹下登しかおらず、その竹下自身も戦後の混乱期に地域有力者として取り敢えず県会議員を経てと言うだけで、必ずしも叩き上げではない。数は多くはないが世襲ではない議員ももちろんいるし、世襲が何らかの要件として定まっているものでもない。ただしどんなに優秀な議員でも一人では政策を推し進めることは叶わない。最低限「数は力」を具現化する必要がある。そして政策は政治や政治家だけでも不足だ。国会なら官僚と対峙する必要に迫られる。対峙と言っても「対立」ではない。ところが官僚には官僚の世界がある。世襲ではない議員で上を目指すなら官僚を抑える、あるいは利用できるのが早道だ。そこで官僚出身というのも一つの道になっている。(これは国会以上に首長に多い。いわゆる「中央とのパイプ」)そうしたバックボーン(世襲、官僚出身)がなく、政局の狭間で押し出されて地位を得た場合、確実に排撃対象となる。疑惑・疑獄の類で失脚するのはこうしたバックのない議員だ。田中角栄然りである。

他方でバックがあれば隠蔽されて守られる。これは実子誘拐を指南する自称人権派どもにも通じることだろう。

議員としての能力は学歴と比例するとは限らない。意外に知られてはいないが国会議員の出身大学で一番多いのは東京大学だ。まあ「一応は」我が国の最高学府とされる故に当然とも言えるが、別に安倍元総理のように三流私大でもそこは問題ではない。

しかしながら、田中角栄のように大学を出ていない国会議員は極めて少数派だ。今でこそ進学率は5割を超えるが、国会議員の平均年齢あたりの世代の大学進学率はせいぜい2~3割だ。そもそも貧乏人では閣僚はおろか国会議員になる事すら難しい。

着飾ることで「うわべ」を取り繕うことに必死な国。夢も希望もない国。これが日本という国の実態だ。

統一教会は
日本からだけ
金をむしり取っていた。

日本人って
世界中から
本当に
バカにされている、と
いうこと

そろそろ気づこうよ、

それなのに
同族嫌悪民族は
互いに歪み合う。
だからこそ、統一教会の問題でも
被害者がいるのに
守ろうともしない政府。

日本人は
同じく日本人が大嫌い。正直。
だから、
帽子、マスク、サングラスで
コミュニケーションを
なるべく避ける。

同族嫌悪民族だからこそ、
コミュニケーションに飢えた輩が
宗教という 
うわべの付き合いのための団体に
簡単に騙される。

ああ、おぞましい国、ジャパン。
誘拐されたままの我が子が
典型的なジャパニーズに
なってしまう。

このような「性質」を持つ日本において、「実子誘拐」が横行する理由も分かるというものだ。
親ガチャならぬ「国ガチャ」である。中国やアフガニスタン、アフリカ諸国なども御免だが、生まれ変わることがもしあるのであれば(特に宗教には属していない、依存していないが)、日本という国とはできれば一切関わりたくないのが正直なところだ。


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