見出し画像

小さな女の子は、叫びたかったんだ。

閲覧ありがとうございます!
今日も過去の自分について考察してみたくなりました。

まだ社会のことを知らず、家と保育園が世界の全てだった頃。布団に潜り、親が寝息を立て始めてから、私は小声で演技をしていました。
空想の世界、舞台の中で、悲劇のヒロインだったり、勇者だったりと、全ての登場人物を演じ、一つの物語を作る。
楽しくて、でも誰にも言えない趣味でした。

大抵の場合、ヒロインはかなり可哀想な目にあいます。悪魔によって全身に信じられないほどの苦痛をあびせられる、とか。洗脳されて敵の言うことをなんでも聞いてしまい、色んなことをさせられてしまう、とか。

結局その空想劇は、中学入学前まで続くのですが、きちんと声を出して演技をするのは、高校で部活に入ってからでした。

なぜ、親にも内緒にして、そんなことをしていたんだろう。
演技をすることが好き。
人前に立つのが夢。

でもきっと、それよりも、
私は感情の吐き捨て場所がほしかったんだと思います。

なにか間違えたらすぐに怒鳴る親。私が口を開く隙なんてない。反論しようものなら、火に油で、次に飛んでくるのはげんこつか蹴り。
痛い思いをするくらいなら、黙って謝って早く親の怒りが収まるのを待つ。無意識にストレスだったのでしょう。物心ついたころから、親の望む解答以外、口を開くことで損をする、と学んでいたのでしょう。

そんな私が、望んでいたのは、自分の気持ちを知ってもらうことだった。だから、舞台の上に立つことを夢見ていた。

高校から大学生の時にその夢はかないました。そして、SNSが発達したいま、自分の気持ちを表現するのが簡単になりました。
いい時代になったな、と思います。

私のような、夢だけの少女が増えませんように。


ここまで読んでいただきありがとうございました!
よかったらTwitterも覗いていってください!



ここまで読んでくださってありがとうございます。毒親育ちの自分に嘆くばかりだった人生から、少しずつ前を向けるようになりました。このnoteは、誰かが前を向くきっかけになればいいな、と思っています。もしよければ、また覗きに来てください!