怒られたくない。それが真面目になった原点。

怒られたくなかった。

小学2年のとき、先生の私物をこわしてしまったことがあった。故意ではないがどうしようもない。ひたすら怒鳴られ続けた。悔しくて泣いた。

その時から
怒られるのが恐くなった。

怒られないために人の目を気にするようになった。
怒られないために顔色を伺うようになった。

こういうことをすれば、しなければ怒られずに済むだろうか。こういうことをすれば褒めてくれるだろうか。そんなことばかり気にしていた。

気づけば相手にとって都合のいい人間になっていた。
クラスで1人いて欲しい真面目タイプが僕だった。
ちびまる子ちゃんでいう、丸尾くんとか前田さんタイプ。めんどくさいけど、先生的には楽だろうなっていう。

真面目でいれば怒られることはほとんどなかった。たまに勘違いとか行き過ぎたサービスで迷惑かけたり、謎に理不尽に怒られることはあったけど。真面目な自分が好きだった。褒められるし、みんなが正しいとおもうことをしておけば良かったから、とっても楽だった。大多数が目指す道を上手いこと切り抜けながら進むのが楽しかった。

怒られるのが嫌なのは今も変わらない。
失敗が怖かったりするのもそう。
怒られることなんて損しかないと思ってた。

真面目でいることは得しかないと思ってた。
でも真面目な自分を少しずつ卒業し始めている。自分のやりたいことをやってみたり、生きやすいように工夫したり。その中で周りの評価とか気にせずに自分らしく生きていきたいな。