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youtubeで偉人の肉声に触れる

ちょっと前に、僕のyoutubeのトップページに三島由紀夫が自決した日の演説シーンを収めた動画が現れた。
これを機に、僕はちょっと目覚めた。
他にももっとないものかと、探した。
三島由紀夫、川端康成、小林秀雄・・・・
著作を読むだけでは捉えきれない、掴みきれない直接的な交流ができたようで、ぐっと距離が近くなったような気がした。


三島由紀夫が感じた、現代日本人に対する大きな虚無感。
物質的には豊かになったものの、精神的・文化的には痩せ衰えて弱っている様子を、黙って見ている事はできなかった。
小林秀雄も、岡潔との対談の中で、現代日本の文化的衰弱を大変危惧していた。

その中でやはり思うのは、なんでもファスト化してしまったということ。
ファストフード
ファストファッション
ファストミュージック、なんて言葉はあまり聞かないけれど、この言葉が指すような音楽はジャニーズやAKBのような、これは一つのジャンルと言ってもいいと思ってる。
早くて、手軽で、キャッチー。
ファストフードと同じで、こうした音楽しか聞かなくなれば、きっと身体は蝕まれる。
ファストフードなら、「マックを1ヶ月食べてみた。」なんて検証動画(https://smatu.net/2015/12/12/super-size-me/#30)があるけど、ファストミュージックのものはない様子。
(でも、中毒症状とかドクターストップとか、似たような症状は起き、状態になっているんでしょう。)

酒もストロングゼロのような、安く手っ取り早く酔っ払うためのものがヒットしたりして、平均寿命の伸びに反抗するがごとく、総合的に、意図して早死にに向かっているような気もする。
こんな時、かつて日本に確かに存在した偉人の肉声を聞くと、ハッと思い直すのだ。
善く生きるとはどういうことだろうか、と。

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