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第26回NHKマイルカップ (ペース分析)

同じマイル戦のマイラーズCを的中出来たので、NHKMCも当てたいんですけどね。

NHKMCの過去のラップバランスは次の通りです。

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昔は+1.0を超えることも多かったのですが、最近は割とさほど前傾ラップになっていないようです。

いつものように次のような表を作成して前走レースから、本番のペースについて調べました。

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各年をまとめたものがこちら

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この表を作成してわかったことがあります。

まず表の右から2番目の実際Ave-3Fというのがその年の逃げ馬のペースです。そして1位の年は「上位5頭」「緑色3頭」の何れも平均値を上回ってます。なのでこれは納得です。
しかし2位タイ・4位の3レースは平均よりも2つも遅いのにハイペースになってます。この理由を詳しく調べてみると備考欄に書きましたが。皐月賞で先行した馬が出走しているとハイペースになっていることがわかりました。

例えば2017年

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皐月賞で先行したトラストが前走マイル組に交じって上から3番目の位置にいます。(前走3番目に速いペースでレースをしたという事)
こいう場合は、距離短縮でもっとペースが上がります。
これは来年以降も覚えておいた方が良いでしょう。
残念ながら今年は皐月賞組は出走してこないので関係ないです。

それと2014年が2つの数値が平均より速いのに、ペースがさほど早くなかったのは1番人気(1.9倍)が逃げ馬のミッキーアイルだったからです。
この馬よりも前走速いペースの馬がいましたが、JRAの騎手はお行儀がいいので恐らく競馬学校で「レースを壊すな」と教えられているからでしょう。ミッキーアイルが逃げて、前走のミッキーアイルのペースでレースが流れました。

2015年がスローになっていますが、この年も皐月賞の逃げ馬クラリティスカイが出走していました。しかしクラリティスカイは皐月賞ではたまたま逃げた馬であり、このレースでは先行もしていません。
人気薄の距離延長の先行馬がいましたが、強気なレースはせずむしろ前走フラワーCでスローで逃げたアルビアーノんいペースを合わせた感じです。

作成した印象としては
・人気を集める馬
・前走皐月賞組の先行馬
がペースのカギを握る感じです。

さて、今年ですが「上位5頭」「緑色3頭」両方平均値よりかなり高いです。具体的にはこんな感じです。

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上位2頭がファルコンSの1-2着で、本番も人気を集める馬です。
このまま素直に受け止めると今年はハイペースになりそうです。

過去8年では参考になるレースがありませんでしたので、ラップバランスが+1.8だった2010年を見てみると。

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恐らくハイペースになった原因は
・前走34秒台の馬が8頭もいた。
・うち、5頭が先行馬だった。
という条件で激しい先行争いが起きた事が原因かと思います。

2009年もラップバランスが1.4ですが、その原因は

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前走ハイペース上位3頭が全て先行馬で、そのまま本番でも1-2-3番手でペースを作ったことが原因です。

今年は登録馬時点ですが
・34秒台以下 7頭
・上位2頭が先行馬で人気を集める
・その上位2頭が33秒台
・そのままー1・2番で競馬をしそう

ルークズネストは前走たまたま逃げたのですが、それが上手く嵌ってグレナディアガーズ(朝日杯1着馬)を負かしてますからね、今回も逃げそうです。

となると今年はラップバランスが+1.0以上のハイペースになりそうだと予想します。



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