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第73回東京新聞杯(レース分析)

昨年の予想は
【予想】
◎イルーシヴパンサー (1着:4人気)
○カレンシュトラウス (4着:8人気)

非常に残念な結果でした。
今年はなんとか的中させたいですね。

改めて東京新聞杯というレースはどういった性格のレースなのかというのを考えていきます。

■レースラップ比較
芝1600mのG3レースを比較してみました。
※富士SはG2昇格後は含めていない
※良馬場のレース平均での比較

東京で行われる芝1600mのレースはよく似ています。
中間が緩んで、Lap5からLap6にかけて加速が入ります。
つまり瞬発力が問われるレースですね。
更に細かなことを言えば、東京新聞杯の方がより中間が緩んで、上がりも失速してないです。

これを踏まえて、東京新聞杯と富士Sの傾向を比較すると
■東京新聞杯

若い馬の好走率が高いです。(出発力戦なので当たり前ですが)


瞬発力戦ですが、意外と上がり1位とか2位の馬の好走率は高くないです。
好走頭数で言うなら、上がり4位以下の方が圧倒的に多いです。
脚質で見ると逃げ~中団までそん色ない成績ですが後方の成績は悪いです。
後方一気はなかなか決まらない(=上がりの速い馬が不振)ということだと思います。


前走レースですが、一番多いのは京都金杯組です。
次がOP特別のニューイヤーS
3勝Cのレースも3レース入ってます。

これと富士Sを比較すると

やはり秋のG1マイルCSのステップレースに位置付けられることもあり、東京新聞杯よりも前走レースの格が高いです。

恐らく、これが先ほどのレースラップの質にも影響していると思います。
メンバーの質が下がるので、中間が緩みます。(なので最後も失速しない)


中間が緩むこともあって、距離短縮組が比較的好成績です。

前走クラス別では3勝Cが4勝して、前走G1組とタイです。
これが富士Sの場合

前走3勝C組は馬券内好走はありません。

牝馬の方が好走率は高いです。(瞬発力戦なので)


別定戦ですが、斤量が軽い馬の方が好成績です。

何となく、東京新聞杯というレースの位置づけが見えてきたと思います。

<買いたい馬>
・若い馬
・牝馬
・斤量の軽い馬
<嫌いたい馬>
・高齢馬
・斤量の重い馬

例えば昨年ですが
G1で3着以内の実績馬(13か月以内)は
・ファインルージュ 桜花賞3着、秋華賞2着
 ⇒1人気2着
G2で3着以内の実績馬(13か月以内)は
・ホウオウアマゾン 阪神C2着、スワンS3着
 ⇒3人気12着
・マルターズディオサ 府中牝馬3着
 ⇒11人気15着
・ケイデンスコール マイラーズC1着、中山記念2着
 ⇒13人気13着
これらの格上重賞実績馬を負かしたのは前走3勝Cを勝ったばかりのイルーシヴパンサーでした。

その後ファインルージュはヴィクトリアM2着>安田記念5着ですが
イルーシヴパンサーは安田記念8着>関屋記念11着>京都金杯1着です。
つまりこのレースは実績や素質を重要視してはいけないレースで、恐らく斤量の影響がかなり大きなレースだと考えれます。
また素質馬はシーズン序盤のこの時期にしっかり仕上げないというのもあるかもしれません。

10年以降の13年間で1番人気は1勝(インディチャンプ)のみというレースです。荒れる前提で予想を組み立てたいと思ってます。



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