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旅日記① 東北ひとり旅 DAY3

 みなさんこんにちは!
この間、ゆっくり体を休めるために半身浴しよう!と思ったけれどそういえばやり方を知りませんでした、れいなです☺︎

今回は、いよいよ終盤に差し掛かってきた「東北ひとり旅 DAY3」について書いていきたいと思います!
民宿での二日間を終え、ついに初めましての家に民泊するこの日。いったいどんな家族との出会いがあったのでしょうか…!

それでは旅日記スタートです🌻

7:30-8:30 起床・朝ご飯

昨日と同じ7:30に目覚ましが鳴り、眠い目をこすりながら止めに行きます。

いくら朝に強いとはいえ、二日連続の早起きはやっぱりきつい笑!布団に入りたい気持ちに負けそうになります。

だけれど、おばちゃんが作った美味しい朝ご飯が待っていると思うと起きないわけにはいきません。冷たい水で顔を洗って身支度を整えます。

窓を開けて天気を確認すると...残念ながら今日も相変わらずの雨。しかも風も強そうです。私って雨女なのか笑?☔️

こんな日はご飯をしっかり食べよーう!となるべくポジティブに考えて下の階へ降りていきます。朝ごはんも色とりどりでとっても豪華!

これが民宿むさしで最後のご飯なんてとってもさみしいけれど、美味しいご飯がまた行く理由になるなんて幸せだなぁなんて。夏休みが楽しみです✨

ちなみにご飯を食べる場所はこんな感じ!

ご飯食べる場所

朝だと窓からちょうど日の光が気持ち良くて、んー!って身体をついつい伸ばしちゃいます。

インテリアも全体的に民宿の雰囲気と調和していて、”ばあちゃん家”感。「お邪魔します」より「ただいま!」って言いたくなっちゃうそんな素敵な場所なんです。

朝ご飯を食べ終わったら、部屋へ戻り、チェックアウトに向けて荷物をまとめます。

荷造りをしながら、この部屋とも最後か~。と、むさしで過ごした思い出を全部を頭に残しておきたくてついつい写真を撮ってしまいます。

部屋からの景色

これは部屋の窓からの景色。奥に見えるが広田湾です。

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あ!こんなところに小さな看板発見!!

そういえば高校生の時に修学旅行で、友達と一緒に泊まっていたホテルの写真を最後に競い合うように撮っていたなぁ笑。と、懐かしい思い出がよみがえってきて思わずクスッと笑ってしまいます。

そういえばあの時お世話になったホテルの方々にお手紙書いたな ―。

書いてみようかな、民宿のおばちゃんに。
そう思った時にはもうすっかり紙とペンを準備して書く体制もばっちり笑。

気持ちを込めて感謝と思い出を綴ります...書けた!

手紙

大事に取っておいてくれて、次行く時まで私の事忘れないでいてくれたら嬉しいな!、と思っていたらもうすぐチェックアウト。

そろそろお別れの時間です。

9:50 チェックアウト

下に降りて、手帳に民宿のおばちゃんと、もう一人民宿で働いているおばちゃんの住所と名前を書いてもらいます。この手帳宝物だな。

写真一緒に撮りたいなーって伝えると快く応じてくれて。

「本当にめんこいね、お人形さんみたいだね。」っておばちゃん。

「私、息子しかいないからなんだか娘が出来た気分!」とすっごい喜んでくれた働いているおばちゃん。

最後は、「今日より若い日はないからね。今を大事にね。」っていう言葉をかけてくれて見送ってくれた二人。愛に溢れているなぁ。

ちょっと泣いちゃいそうでした。

10:00-10:20 民宿むさし⇒長部

民宿を後にして長部駅へ向かいます。

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次来るときはもっと成長しているぞ!と誓って。

駅に向かうこの道も4回目にしてもう最後。
恐る恐る歩いた最初の日より何倍も短く感じてしまいます笑。

にしてもこの日はとっても雨風が強くてまっすぐに歩けないほど。
道路の奥から見える広田湾もだいぶ白波が立っています。午後には天気回復してほしいんだけどな…。

10:22-10:33 長部⇒陸前高田

やっと雨がしのげる!とバスがやってきました。すっかりおなじみのBRTに乗って陸前高田駅へと向かいます。

民泊先の方と会うのは15:00前。それまでもう少し一人旅を味わいます☺︎

実は今から私が向かう陸前高田駅周辺。去年、大学のプログラムで訪問した際にちょっとだけ寄ったことがあったんです。いろいろなお店見たけど、今も変わらずやっているかな~なんてわくわく🐥🌻

15分もしたら電光掲示板には”陸前高田”の文字が!降車ボタンを押してバスが停車するまで待ちます。

10:35-11:00 陸前高田市立図書館

乗車券と運賃を入れてバスを降りると駐車場にはたくさんの車が!
車のナンバーを見ても県外からも多くの人が来ているんだな、って実感します。

陸前高田駅にはスーパーや商店街の他に、「アバッセたかた」と呼ばれる商業施設が併設されています。

実はこの名前に含まれている「アバッセ」という単語、この地域の言葉で「一緒に来ましょう」という意味なんです。
こういう風に一つ一つに意味が込められているのに気づくと、その場所がすっごく愛おしい場所になる感覚、共感してくださるいません?笑。

そんなわけで、施設内に入り陸前高田市立図書館へ。

図書館

町の図書館なんて小さい時にはよく言っていたけれど、今じゃ全く行かなくなったな、なんて思いながら中へ入るとたっくさんの本!小説から専門書まで幅広く並べられています。

大学の図書館ってお堅い専門書しかないから本当に童心に帰ったような気持ちになって。「ディズニーの歩き方」なんていう可愛らしい題名の本をソファーに座って読んでしまいました笑。

11:00-12:00 やぎさわカフェ

図書館内で周りを見渡してみると、なにやら同じコーヒーカップを持っている方が数人います。どこかで買ったのかな…?と思い、ぐるりと回ってみると

”やぎさわカフェ”

カフェ看板

図書館に併設されているお洒落なカフェを発見です!
横にはしょうゆソフトの文字...め、珍しい😳

実はこのやぎさわカフェは、創業200年以上の歴史を持つ老舗醤油店、やぎさわ商店の味を新感覚で楽しめるようにと建設されたカフェ。若者向けにアレンジされています🤔

たくさんあるメニューの中から店員さんおススメのしょうゆキャラメルワッフル(ハーフ)とコーヒーを注文して窓際の席に座って出来上がりを待ちます。

先程、図書館内で持っていた人がいたように、蓋付きの飲み物であればやぎさわカフェで注文したものを館内に持ち込んで一服する、なーんていう新しい楽しみ方もできちゃうんです☺︎!

しばらく、窓から外の様子を眺めていると、注文した商品が運ばれてきました!

ワッフル

ハーフでも結構なボリュームです!

ワッフル近く

横から見るとこんな感じ。

しょうゆソースも、生クリームもたっぷりで、どんな味がするのかな~とドキドキしつつ、いただきます!

一口ナイフで切って食べると...甘じょっぱさがクセになる!!なんか、ポテトチップスとチョコが合うみたいな感覚なのかな。甘いものとしょっぱいもののミラクル一致感です。

生クリームとしょうゆってちょっと”心配”な組み合わせですよね。でもそんな心配が3秒で飛んで行ってしまうくらい合う...⸜❤︎⸝
しかも、ワッフルもふわふわサクサクで美味しい!

誰かと美味しさを共有したかったのですが、残念ながら一人旅なので出来ず。やっとみなさんと共有出来て本当に嬉しい限りです(*´ `*)

口の中が幸せ!と思わず笑みがこぼれてしまっていると、何やら外の天気が変わってきました。えええええ。雪!?❄️

だーいぶ寒くて雨風強かったけれど、雨もめったに降らない地域だと思っていたので驚きです。周りのお店もいっぱい見たかったのですがこの天気だし...とためらってしまってカフェに長居してしまいました笑。

昨日の写真とか見ながら余韻に浸っていたらあっという間だったんですけどね。

12:00-13:00 陸前高田周辺

とはいえ、せっかく来たことだし、去年行ったお店も見たいしな~と重い腰をなんとか持ち上げて外の商店街の方へ。お目当ての雑貨屋さんを探します。

発見!

いわ井

可愛らしい和雑貨が取り揃えられていることで有名な「いわ井」さんへ。
ここでは地酒や箸置き、可愛い器などこだわりが詰まっています。

昔から母が食器などにこだわっていたため、こういうお店は何時間でもいれちゃうくらい大好きなんです。
この箸置き素敵だな~とか思うけれど、お財布と相談し泣く泣く諦めることに。次回こそは...!

ちょうど近くに店員さんがいたので、

「去年もお店来たんですよ~」と告げると、

「あら~、結構変わってた?」

あんまり変わってる気しなかったけどなぁ。
もちろん商品とかは変わっていたのかもしれないけれど。雰囲気というか、こだわりが詰まっているところは少しも変わっていなかったです。

最後にお店の入り口に置いてあった「雪っこ」と呼ばれるお酒の酒かすで作られた甘酒を少し飲んで温まったら再び外へ行きます👊

お次は歩いてすぐの場所にある洋菓子店を目指します。

地元の人々から、なんと!120年以上も愛され続けてきたお店、
「菅久菓子店」さんです。優しい味の洋菓子がずっと愛され続けてきた秘訣なんだとか。

昔ながらのお店で購入したのはこちらの焼き菓子。

”忘れえぬマドレーヌ”

マドレーヌ忘れ得ぬ

入れ物に一本松のイラストがプリントされた口当たりの良いマドレーヌ。
ちゃっかり去年も買っていて。今年も同じように買ってしまいました笑。
それぐらい何回も食べてしまいたくなる!

「雨に濡れないように袋二重にしておきますね~。」

「ありがとうございます!」

どこまでも気遣いが出来て優しい人達ばかり。

本当は店内のガラスケースに所狭しと並べられているケーキや焼き菓子も食べたかったけれど、しょうゆバナナワッフルでしっかりお腹がいっぱいに。
リベンジしないとですね。

次はどうしようかな、あまり外にも行けないし...と町中にある地図を見ると
あ。ここ、さっきのカフェから看板が見えたところだ!

13:00-13:45 復興まちづくり情報館

だいぶ風の強さも増してきて、スーツケースをしっかり持っていないと転がって行ってしまいそう。早く情報館で雨宿りしたい!と歩くスピードも速まります。

ふう。着いた...。ビチョビチョの傘をしまい、来訪者の欄に自分の名前を書いて中へ入ります。ラッキーなことに中には誰もいませんでした。

館内には、震災前、震災後の陸前高田の人々の暮らしの写真が。
その中で、思わず立ち止まって見入ってしまったのがこの写真。

高田松原

以前と同じ姿を取り戻すために始められた高田松原における植樹活動。
50年以上かかるこの活動を支えていくためには、何世代にも渡ってこの活動を継承しなくちゃいけないんです。

その継承活動の認知に私のnoteが少しでも貢献できたらな。なんて思いながら今この記事を書いています笑。

もし前と同じ姿になったら、震災前の松原も嬉しいんじゃないかな。
うん、絶対に嬉しい。

そして館内中央にはなにやら大きな船?ボートが。

かもめ

この船なんだろう、と思っていると机の上には一冊の絵本。なになに。
「いつまでもともだちでいようね」...?どんな話だろうと思って絵本を手に取ります。

私が手に取ったこの絵本、実は写真の船を題材にして描かれたもの。
震災の影響で県立高田高校の実習船「かもめ」がなんと8000㎞も離れたアメリカのカリフォルニア州クレセントシティーに漂着した、という実話を基にしています。

クレイセントシティーにあるデルーノ高校の生徒達が見つけ、船に付着した海藻やごみを綺麗に流し取り、震災から2年と7カ月ぶりに高田高校へと返却したそう。その後、陸前高田市とクレイセントシティーはこの奇跡のような出来事をきっかけに姉妹都市にまでなっているのです!

震災が起きても記憶の中には残っているから、と言っても記憶は目に見えるものじゃないし。目に見える形で自分の過去に寄り添えるのってやっぱり写真だったりモノだから。

こうして”船”っていう自分たちが大事にしていたものが返ってきた瞬間って本当に言葉にできないくらい嬉しかったんじゃないかな。

この出来事をきっかけに、私のように東北の魅力に気づいてくれるアメリカの子がいたら、この震災も無駄にはならない気がします。

もしかすると、この発言は何も知らない私が言うのは軽率で、場をわきまえていないのかもしれないけれど、それでも。そう思います。

しみじみとそんなことを考えているとそろそろBRTに乗る時間だ、と強すぎる風の中に意を決して身を放ります。さ、寒いいいいいい!!!

情報館を出てすぐにあるのが亡くなった方を偲ぶ追悼施設。

情報館からの景色

そしてその下に広がる景色。

追悼施設

昨日行った松原が遠くの方に小さく見えます。いつの日かここにたくさんの建物が並ぶ日が来るのかな、なんて考えるだけで嬉しくなります☺︎

まだまだ見ていたい気持ちを抑え、バス停へ行き、時間が来るのを待ちます。🚍

13:53-14:17 陸前高田⇒小友

バスに乗り、民泊先の家族との仲介を担当してくれた方々との待ち合わせ場所、BRT小友駅を目指します!

しばらくすると何やら町内放送?のようなものが流れてきました。耳を澄まして聞いてみると...ええ!暴風警報?!

民泊先の家族も気になるけど天気も心配です。

14:20 NPO法人SETの人に会う

BRTを降りたところで待ち合わせですが、見渡す感じまだ来ていない様子。

私は今回「NPO法人SET」と呼ばれ、この小友周辺の広田町という地区で街づくりや民泊の支援を行っている団体を通じて民泊を行いました!

民泊

やり取りはメールで行い、受け入れ先の家庭を探す、当日の送迎などは全て手配してくれます。私の場合、2泊3日5食だったため、お値段は17500円。
お金に換算できない出会いがあるって考えたら、民泊する価値は大いにあるなって思います⌄̈⃝

5分ほど待つと、吹き曝しの中それらしき一台の車が!中から人がおりてきて、

「民泊の方ですかーーー?」 「はいーーーー!」

大きい声で会話をしないと届かない程。
ここから車で民泊先の家まで連れて行ってくれます。

連れて行ってくれたのは私より4つ上の方。大学を卒業して、民泊や復興支援を通して広田町の魅力にはまってなんと移住しちゃったんだとか。

「大船渡線のゆるい感じめっちゃ好きなんですよねー。」

わかる。めちゃくちゃわかる。あの電車のゆるさは私も好き。(DAY1の記事に書いてあるのでよかったら見てくださいね!)

初めましてにしては会話が盛り上がったところでもう民泊先のおうちに。

心の準備できてないって!!って思う時間すら与えてくれない程、ずんずん家の方へ進んでいくSETの方。そしてピンポンも鳴らさずに家の中へ。🏠

14:30 民泊先の家へ

おおおお。こんなセキュリティで大丈夫なんか?とおもいつつ中へ入ると奥さんが。(ばば)

「あ、民泊の子ね。」

なんか結構あっさりした人だなぁ。
居間に通されるとそこには旦那さんが。(じじ)

いきなり名刺を渡されてびっくり。どうなっちゃうんだろう三日間。
ちょっとお茶をしたらSETの方が、

「ぼくそろそろ行くんで、あとはお願いします。」と。

早っ!私不安すぎるよこの家庭...。
どうしよう、と思っていると、じじが。

「じゃあ外行くぞ」って。 はい?

じじが運転する車に乗ります。

「ここの小友小学校はな、床上浸水しちまったんだ。」
「そ、そうなんですね…」

道中の説明にもどう答えればいいかわからず、誰がどうみても気まずい雰囲気に....。

15:10-16:30 オートキャンプ場 モビリア

しばらくして着いたのは、なにやらキャンプ場?のような場所。

モビリア

そしてもう少し車で上がっていくと、ポツポツと木造の一軒家がたくさん立っています。

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「ここに立っている一軒家は全部、仮設住宅なんだ。初めての戸建て式の仮設住宅で。俺も三年間女房と母親と住んでようやく元の家に戻れたんだ。」

じじが自分の事について少しずつ話してくれました。そうだったのか...。

車の中から見ても、今でも住んでいる人がまだまだいることは車の有無とか、洗濯物とかを見れば一目瞭然でした。

「でもな、ここももうすぐなくなっちまうんだ。」

「え。今住んでいる人たちは?」驚いてすぐに聞き返す私。

「分かんねえな。自分で家用意しねえとだな。」

8年もたてばもうだんだんと政府による支援も期限いっぱいになってしまうのか ―。

その後もしばらく上まで車を走らせると、コミュニティー図書室と書かれた看板のある施設へ到着しました。

中へ入ると、「あらー久しぶりねえ!」とじじに話しかける人が数人。
どうやらみんな知り合いのようです。そこから世間話に花を咲かせ、私は完全に蚊帳の外。

あー。民泊先間違えちゃったかなぁなんてしょげていました。

しかも、世間話の内容は「どこぞの医者がいい」だとか、「岩手は国立大がないから青森まで行って病院を探したほうがいい」とか。何の話やねん笑。

でもよくよく考えたらこういう人と人の情報交換ってなかなか都会にはないなぁって思います。ご飯を食べる場所も、初めて行く場所も全部スマホで示される無機質な”☆”での評価による情報にばっかり頼ってしまいます。

人と人との情報交換のやり取りってなかなか珍しいけどなんかいいな、なんてちょっと感心していた頃。世間話も終わったのか、少し離れた場所に座っていた私の元にじじが来て一言、

「じゃあ展望台行かねえと。」

え、まだどっか行くの!?と心の中。風強いじゃん、寒いじゃん。とか必死に言い訳を考えていました。だけれど、会ってほんの2時間くらいの人にそんなこと言えるはずもなく...大人しく展望台へ向かいました。

車から降りて景色を見ると、風が強くて景色が綺麗かどうかなんてよくわかりません笑。

するとじじが突然。

「目の前に見えるのが安波山。あんた山好きか?」

「大好きです、山岳部だったから...」

「そうなのか。」 

あまり会話が弾むこともなく、そのまま帰宅しました。
なんだか疲れてしまったな、とさえ思いながら...。

17:30-21:00 帰宅・夕食

家に帰ると、ばばの作ったご飯がすでにテーブルの上に並べられていました。この日のメニューは水餃子!

そういえばタイミングが合わずに、でワッフルを食べてから何も食べていなかったことに気づき、どんどん箸が進みます。

私はおばあちゃん子ではなかったからあまりおばあちゃんのご飯を食べた経験がないのですが、たぶんこんな感じなのかな、とか考えつつ。

ご飯を食べ終わって、乾杯も交えて二人と談笑をします。

その会話の流れの中で、ばばがじじに向かって

「図書室と展望台どうだった?」
「○○さんとか○○さんに会えたんだ。久しぶりで嬉しかったな」

そんなに前からの知り合いだったのか、と二人の話を更に聞いていると、なんでも仮設式の戸建てに住んでいた時に知り合った方たちで今でも交流が続いているらしく、

「あそこにいた時には本当にみんな良くしてくれてな、あそこは俺の楽園なんだ。

と嬉しそうに話すじじが印象的でした。
それと同時に自分が恥ずかしくもなりました。蚊帳の外とか思っていたけれど、自分の事しか考えていなかったな、って。

じじからしたら、もうすぐなくなってしまう大事な場所で、すっごく大事で。

私に置き換えたら何だろう、って考えてみました。たぶん通っていた高校が取り壊されちゃいます、っていう感覚に近いものなのかもしれません。

そんなことを考えていると、じじがおもむろに

「この人は山岳部なんだ。」と。

覚えていてくれたんだ...

「だからか知らんけどな、あんた一人で旅するなんて肝っ玉だな。気に入った。」

なんだか認められた気がしてすごくすごく嬉しかったです。ちょっと酔っぱらっていたのもあるのかもしれないけれど、無口であんまり表情に出さないだけで実は喜んでくれているのが伝わってきて、その時初めてここが民泊先でよかったかもな。って思えたのです。

やっと少しだけ心がかよったのも束の間、もうそろそろお風呂に入って寝る時間です。楽しい時間はほんっとにあっという間!
お風呂へ入り、寝る準備を始めます。

「明日は8時くらいにご飯にしようか」と、ばば。

「はい!おやすみなさい。」

明日はもうちょっと深く話したいな、なんてワクワクしていたらいつの間にかぐっすり寝てしまいました。💤

いかがでしたか?これにてDAY3完結です。
長い長い文章、最後までお付き合いいただき本当にありがとうございました☺︎

明日は朝から一日中、じじとばばと一緒!もっと仲良くなれたのでしょうか?それとも…?😔

次回もお楽しみに!!🌻💗

◆時間  観光場所まとめ
7:30-8:30 起床・朝ご飯
9:50   チェックアウト
10:00-10:20 民宿むさし⇒長部
10:22-10:33 長部⇒陸前高田
10:35-11:00 陸前高田市立図書館
11:00-12:00 やぎさわカフェ
12:00-13:00 陸前高田周辺
13:00-13:45 復興まちづくり情報館
13:53-14:17 陸前高田⇒小友
14:20    NPO法人SETの人に会う
14:30    民泊先の家へ
15:10-16:30 オートキャンプ場 モビリア
17:30-21:00 帰宅・夕食


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