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対談インタビュー02 多店舗展開へとつながった ブランディング

既存のお客様向けにお配りするデザイン、ブランディングのマガジンの第2号が完成しました。定期的に発行をするつもりでしたが一年ぶりの発行です。

当社のクライアント、HALichtさんのインタビュー記事を特集として組みましたのでこちらにも掲載します。

マガジン(12ページ)の現物がほしい方は、当社WEBサイトからお問い合わせください。

美容鍼に特化した新規事業のブランディング

2019年の11月に仙台にオープンした美容鍼の専門サロン「HALicht(ハリヒト)」。仙台に本社を構え、デイサービスや訪問マッサージなど介護関連事業を展開する「株式会社ここみケア」が新たにチャレンジする新業態でした。当社はハリヒトの展開にあたってブランディングとデザインを担当させていただきました。オープンから1年半ほどが経ちましたが、2021年4月には秋田県の横手と埼玉県の武蔵浦和にもハリヒトをオープンさせ、新型コロナウイルスの影響を感じさせない大躍進を遂げています。今回は仙台店立ち上げの責任者でもあり、ハリヒト事業の統括マネージャー、さらに横手店の店長でもある佐々木さんに、新規事業や事業展開におけるブランディングについてお話をうかがいました。

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対談者プロフィール
HALicht 統括マネージャー 佐々木勇太さん
秋田県横手市出身。高校卒業後、鍼灸の専門学校へ通い、専門知識と技術を身につける。現在所属のここみケアへ入社し、仙台で訪問マッサージ事業の責任者を経験。2019年に横手への鍼灸院出店を機に帰郷。横手の店長をしつつ、HALicht事業の責任者も兼務している。休日はよきパパ。

宮崎 今日はお忙しいところお時間いただきありがとうございます。ハリヒト仙台のオープンからもう1年半も経ちましたね。業績は順調でしょうか。

佐々木 はい。オープン時から対応してくれているスタッフ1名だけでは手が回らなくなってきたので、もう1名追加して対応しています。コロナの影響は多少ありましたが、お客様はたくさんいらっしゃいます。

宮崎 それはすばらしいですね。オープン時に当社でブランディングとデザインを担当させていただきましたが、お客様からの反応はいかがでしょう?

佐々木 お客様からはとても好評です。他の美容系のサロンと明らかに違うテイストのデザインではっきりと差別化が図れているようです。デザインのおかげで、こちらの意図した客層が来店してくれるので、イメージのミスマッチが起きにくくお客様の定着に貢献してくれていると思います。
はじめに宮崎さんからいくつかロゴマークを提案していただきましたが、このロゴを選んで間違いじゃなかったと感じています。個人的にはもっと「鍼」っぽいモチーフが盛り込まれていないといけないと思いこんでいたんですが、「ハリヒトを通してお客さんに何をもたらしたいんですか?」と宮崎さんに問われ、ハッとしました。鍼はあくまでも手段であって、本当に提供したい価値は他にある、と気付かされました。だからこそ、鍼とは一見関係ないランプのモチーフを選ぶことができました。

宮崎 なににおいても、最終的にもたらしたい価値(ベネフィット)を意識することが大事ですね。サービス名である「HALicht」については佐々木さんが考えてくださいました。私はこの名前あってのロゴデザインだと思っています。デザインとかネーミングとかって言葉遊びとかダジャレみたいなもので、どれだけ関連性を持たせられるかっていうのが重要だったりするんですが、このネーミングはピッタリはまりましたね。

佐々木 そうですね。私がドイツが好きってのもあって、お店の名前を考える時にドイツ語の単語を調べていたんですが、Licht(ドイツ語で光という意味)という言葉を見つけて、これだ!となりました。ここで働く鍼灸師たちが輝くような職場にしたいと思ってこの言葉を選びました。

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ランプのモチーフは、内面から輝く女性の美しさ、お客様の人生を明るく照らす役割、などを意味している。見た目の美しさだけでなく、自分なりの美しさを内面から見出してもらうという考えから、一般的な美容サロンとは違って、あえて女性らしさとは真逆のカラーリングを施した。

バラバラだった思考をまとめてもらえた

宮崎 ここからさらに話し合いをしていろんな意味付けができましたね。

佐々木 そうですね。仙台の店舗を確認しにいくために横手から宮崎さんと車で移動しましたが、そのときの話がとても濃密でしたね。そのおかげで、お客さんの内面を輝かせたいとか、お客さんの人生を照らす役割を、とか、Lichtにたくさんの意味付けをすることができました。あの車中での話がなければハリヒトは上手くいってなかったかもしれませんね。

宮崎 確かに。あの時間で方向性が決まったといっても過言ではないですね。その他、当社がお役に立てたことはありましたか?

佐々木 やっぱり、バラバラだった考えをキレイにまとめて整えてもらったことが一番ですね。デザインもそうですが「輝け。私らしさ。」というキャッチコピーにまとめてもらえたのもよかったです。あとは、宣伝広告のプロフェッショナルを紹介してもらえたのも大きいです。ネット広告の効果が最大限に発揮されていて、集客には困らない感じです。

宮崎 なるほど。話は変わって、今回、横手の鍼灸院と武蔵浦和の訪問マッサージの店舗をハリヒトへ業態変更して3店舗展開となりますが、どのような意図があったのでしょうか。

佐々木 ハリヒト仙台がとても順調だったのでいずれ多店舗展開したいという思いはありました。正直言いますと、武蔵浦和の訪問マッサージは首都圏なのでコロナの影響で身動きが取れず困っている状況でした。介護向け高齢者向けのサービスができないなか、思い切って順調だったハリヒトへ切り替えた、というのが本音ではあります。ただ、いずれ首都圏への進出も視野に入れていたので、遅かれ早かれ、という感じです。横手に関してはコロナの影響はあまりなく、むしろ忙しさが続いていました。地域にないものを提供できればと思って、鍼灸院から美容鍼とダイエットに特化したハリヒトへ転換しました。もともときちんとブランディングをしていたので、2店舗増やすにしてもフォーマットがあったために素早く切り替えができました。はじめにきちんと整えておいてよかったです。

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仙台店の店内。落ち着いた雰囲気でリラックスできる空間。

地方都市に出店し雇用を生み出したい

宮崎 短期間で3店舗となりましたが、今後はどんな展開を考えていますか?

佐々木 仙台と違って、横手は人口が10万人を切っています。でもハリヒトは順調に受け入れてもらっています。だとすれば、横手と同じ規模の地方都市では同じような展開が可能です。今後は、人口ボリュームのあるエリアはもちろんですが、地方都市での出店も押し進めていきたいです。そして地方に雇用を生み出していくことで貢献していきたいと考えています。
個人的には、いろんなツールを使って集客を行っているので、そういった経験や知識も地域のみなさんにお話して還元したいです。

宮崎 それはすばらしいですね。今後も事業発展を期待しております。本日はありがとうございました。

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ハリヒト横手の施術室。明るい空間で安心感がある。施術室は4室あり、3名のスタッフで対応している。

HALicht(ハリヒト)

各店舗のサイトはこちら

横手 https://biyo-hair-no1.com/
仙台 https://halicht.com/
武蔵浦和 https://halicht.com/musashiurawa




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