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「さよなら、ツチヤさん。」感想/もう、後悔したくない

  今回は2018年7月10日にロフトプラスワンウエストにて開催されました「さよなら、ツチヤさん。」のレポを交えた感想文です。随分前のイベントなので当時の記憶が曖昧になりますが、ご了承ください。

旅立ちの壮行会

 この日、人生で初めて大阪市内にありますロフトプラスワンウエストに行きました。過去にこの会場でいろんなジャンルの方々、勿論芸人も含めた中でどんなことをするのか気になりつつ無事開演前に辿り着きました。
 このライブはツチヤタカユキさんが世界一周旅行で行くための壮行会を兼ねたイベントで、一度創作活動から離れてしまいます。

 ライブハウスのような会場の席に座ると、アンケート用紙が用意されてありましたので早速ツチヤさんに尋ねたい事を記入していました。
尚、ライブは写真撮影等可能でしたので、私が撮影した分も含めてライブがどのように進められたのかレポートを開始します。

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 そして、ライブは始まり、これが「終わりの始まり」と震えたりもしていました。
写真には残せませんでしたが、会場に音楽が流れ、プロジェクターに映し出されたツチヤさんのボケがどんどんフラッシュ暗算が如くスライドショーで紹介されました。

 その後に主催者のツチヤタカユキさんが現れ、著書『オカンといっしょ』の第15話の朗読を披露していました。ポエトリーリーディングは『コンテニュー』でも披露されていましたが、こちらは小説だったので幼少期に経験した読み聞かせを彷彿とさせています。
読了後はライブの開会宣言、この時に開会を祝うかのような拍手で包まれていました。

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 続いて、ツチヤさんがお笑いに対しての活動歴をひたすら述べていました。ちょうどその年で10年だったのでその記念も兼ねて流暢に紹介しており、ひしひしと終わりが歩んでいるが感じられ、私は涙ぐんでいました。
ちなみに、この時のツチヤさんはやや饒舌でしたが、松岡修造さんの話し方を学んだそうです。あの方も元々はネガティブなんですけども、共感できたのでしょうか。

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 休憩時間後に、アンケートの返答タイムが来ました。私の質問もしっかり回答してくださりましたが、内容は恥ずかしいので言えません。
質問は他にも相次ぎ大体の内容はお笑いに関してでしたが、その時から私の頭の中は色んな後悔で一杯になりました。

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 ライブの最後はツチヤさんのラスト大喜利を音楽と共にスライドショーで締めくくり、

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ライブという名の壮行会は断髪式で幕を閉じました。
最後まで面白く、ロックで刺激的な男への餞は会場に溢れんばかりの拍手で、寂しさを抱えながらも私も拍手を止めませんでした。

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 ここから先はYouTubeに上がっていた動画を全て紹介します。尚、紹介の許諾済です。

 ライブ終了後は『笑いのカイブツ』、『オカンといっしょ』のサイン会が開催、サイン本の販売もありましたが私は既に2冊ともに購入していましたのでサインしてもらい、この時にファンレターも渡しました。
 それからツチヤさんは後日、日本を離れました。

3つの後悔

 私はこの時、ツチヤタカユキさんに対して3つ後悔していることがありました。
「オールナイトニッポンのリスナーではなかった」、「熱心に応援しなかった」、「一般的な売れ方ばかりを期待していた」この3つです。
 最初のは朝が早い生活に心掛けているので深夜ラジオを聴く習慣が出来なかったと本当に申し訳なさとそれでも今更掘り起こしてもどうにもならない問題なので大きく後悔していませんものの、問題はその後です。

 ツチヤタカユキさんの小説を購入して読破した後、当時の私は感想文を書こうとする気は弱く、それは元々の自分が感想文を書くことが苦痛だと感じている程に自分の意見を表に出すことが苦手だからです。なので、読了後のゾワゾワした感情を抑えるためのTwitterでの他の方々が纏めた感想文を少しずつ読むことが対策でした。
故に、それで満足していたのはかなり作者の気持ちを考えない傲慢だと今はそう考えています。

 また、いつの間にか売れていくんだろうとしか妄想もしていたので応援する気持ちを形にする事をライブ直前まで疎かにしていました。思えば、前述のことも相まって私は突発的に思ったことをすぐに出すのが多く、思いを伝わりやすく形にする事が苦手でそれでも綺麗に仕上げることばかり気にしていました。
そうやって後回しにしてた伝えたい思いがここに来て後悔に成り代わり、自分を大きく責めていました。

 しかし、私はツチヤさんに対しての認識を誤っていたのも関係しています。彼は小さな世界に固執しない人間だと執筆中に気付きました。ただ、ライブのあった当時はどうしても応援が足りなかったと思い込んでいたのも事実です。
本当は私も色んな事をしたい、けれどもそれがなかなか出来やしない日々、その負の感情をツチヤさんで埋めようとして彼に自分の理想をぶつけてしまいました。今は前述の通り気を改めています。

 ですが、ライブが終わってからツチヤさんのことが忘れられていることが多くなり、このまま過去の人間になってしまうのも怖くなってしまい、ツチヤさんが後述に書かれていますが活動再開した時から感想文を綺麗に纏められなくても書き続ける決意をしました。また、それに伴い情報発信にも力を入れています。
 もう、後悔したくないのですから。

後書き

 ツチヤさんはその後日本に帰国、後に創作活動を再開して数年後にはまたこの地でイベントを2回催しました。その内の一つは既にこちらに少しは触れていますけども、もしかしたら改めて書き起こすかもしれません。

 そして、執筆中に気付きましたがこちらの番組「かんさい熱視線」(リンクのポップアップは出来ます)にて、ツチヤタカユキさんが少し出演していました。2021年10月1日までの配信なので、長めの視聴期間は助かりますね。
私は既に視聴していますが、とにかく続いてほしいと願うしかないと自分が小さいと突き付けられました。

 最後に、こちらはイベントのノベルティです。裏はツチヤさん自作の詩が綴られています。刺激的な言葉で張り巡らされていました。

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