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診断士が病院で感じたアレコレ

ITベンダー勤務の企業内診断士、廣瀬達也です。
先日出張で関西へ行く機会があり、その足でちょっと実家に立ち寄りました。考えてみると今年初めての帰省です。そのとき身内の具合が悪くなり、僕が病院へ連れていくことになりました。そしてそのまま入院…

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その後無事に退院したのですが、なんだかんだでいろいろ想定外の実家滞在が続きました。(そしてこのブログの順番もタガックスさんに代わっていただいたり…。ありがとうございました)

ということで、突然病院、そして高齢者ケアの世界に触れる機会にさらされました。僕自身は最近2年に1回くらいの頻度でインフルエンザにヤラレテいるものの、通常は人間ドック以外では病院に接する機会の少ない生活をしています(歯医者を除く)。しいて言えば、医療系ドラマを見るくらい。そんな人間が病院でいろいろ気づいたり、感じたり、考えたりする機会を得ました。今回はそのほんの一部を書きます。

■コミュニケーションの大切さ
まずはコミュニケーションの大切さです。看護師さんを始め事務の方など病院スタッフの方々の丁寧なコミュニケーションに感動しました。特に高齢者とのコミュニケーションは大変。

大きな声で話す。
ゆっくり話す。
わかりやすく話す。
何度も話す。。。

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根気とエネルギーが必要です。待合スペースで病院スタッフさんが患者さん、そのご家族と丁寧に会話されている様子を見ながら
「これは大変だ…」
と感じました。
「このスキルは学ぶところがあるぞ」という前向きな思いも少しは感じたのですが「これは大変だ…」感が圧倒的でした。特に高齢の患者さんとの質の高いコミュニケーションは医療の精度にもつながるのではないかと思います。多数のスタッフさんが患者・その身内などに対してしっかりとした対応されているのを見ると、
「OJTで先輩から指導されるのだろうか」
「組織的な研修体制がキチンとしているのだろうか」
「どういう研修体制だろう」
など考えました。

「コミュニケーションに便利なツールとか、さらに効率的な教育体制、などあるともっと楽に、もっといい仕事ができるよね」とも。

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■連絡が取れない身内
待合スペースで
「息子さんと連絡とれません…」
「やっと息子さん連絡とれました!」
などのスタッフさんの声が聞こえました。
「連絡とれてよかった!息子さんは遠隔地に住んでいるのだろうか」
などと思いつつ、なんとなく心がヒリヒリします。
「連絡を受けたあの息子さんは、まずは驚き、急いで病院に向かってくるんだろうな」
と自分のことのよう感じました。

■介護系の方
身内が近くにいないとなれば、患者さんはどうやって病院にやってきたのか?
待合スペースにいたときは自分自身にも余裕がなく、あまり疑問に感じていませんでした。思い出すと首からストラップを付けた、動きやすい服装をし、そしてなんとなく冷静な感じの方が出入りしていました。この人たちは何の人?と気にしつつも、自分自身の余裕のなさからその時は思考停止。今思えば、この人たちは介護系のプロの方だったのではないかなどと考えています。

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■そして忙しそうな医療現場
突然垣間見た医療の現場はコロナ抜きに忙しそうでした。さらにここにコロナが乗っかってくると大変なことになりそう(既にコロナの影響で面会制限はあり影響は受けています)。

それにしても、医療系、介護系の方々の仕事は、ターゲット(患者さんなど)に対する貢献力が直接的で相当高いです。僕のような会社員も、(ミスチルの唄「彩り」にもあるように)「回り回り回って」誰かの役には立っているはずとは思いますが、医療系、介護系仕事の直接的な貢献力の高さに軽い衝撃を感じました。それだけ大変なお仕事なのだと思います。

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そして、いずれ訪れてくると思っていた個人としての現実にぶち当たった感と共に、診断士として、ITベンダー社員として、直接的な貢献力の高いこれらのお仕事のお手伝いに関わることができないものか…そんなことも考え始めた2020年の年末です。

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