コロナ予防にオンラインで家庭教師してみた
コロナ予防に、Zoomで家庭教師をしてみました。
Zoomの自体は簡単なので、シンプルなWEB会議ならZoomだけで十分ですが…
手元を映すため、スマホという第2カメラを利用
Zoomだけだと生徒のノートや僕の板書が映らず、ただのお悩み相談室になってしまうので、お互いのスマホを第2カメラとして利用しました。
やり方はそんなに難しくなかったです。僕はEpocCamというソフトを使いました。
①PCでEpocCamのドライバをインストール
②スマホでEpocCamのアプリをインストール、開く
これだけで、スマホがカメラとして認識されます。
あとはZoomの画面共有なりカメラ切替なりでEpocCamを選べば、お互いの顔が見えたまま手元のノートも映ります。
お互い顔が見えたまま、手元のノートも見れる利点
この「お互いの顔が見えたまま」というのは重要だなと感じました。
(顔が見えなくていいなら、いっそLINEのビデオ通話でお互いのノートを映し合うだけでいいんですが)
生徒の手元のノートだけ見えてても、問題がわからず考え込んでるのか、次の指示待ちになってるのか、解けずにイライラしてるのか、とかいう情報は、やっぱり顔を見ないとわからないんですね。
そういうノート以外の情報が、授業上大切だったりする。
やっぱり家庭教師の利点って、集団授業だと見過ごされがちな生徒の小さい引っかかりを見つけられたり、生徒の理解のペースに合わせてフォローできたり、ということだと思うので。
プリントや問題集の共有が難しい
教科書やノートはスマホカメラに映してもらえばいいんですが、意外と困ったのがプリントの共有。
プリントをスマホカメラに映してもらうと、画質が悪くて字が読めないんです。
(プリントの文字は、教科書やノートの手書きに比べて小さい。)
特にスマホもPCもスペックが低いわけではないので、連携の問題なのかな。改善できたら追記します。ちなみに今日はたまたま生徒のプリントがPDFだったので、LINEで送ってもらいました。
スマホカメラの固定が難しい
スマホを固定できるアームがないと、ノートをスマホで映し続けないといけませんが、スマホを支えるために腕が死にます。
僕はたまたまスマホを固定するアームを持っていたのでよかったです。しかも、なぜか生徒もアームを持っていた。
普通の中高生はスマホを固定するアームを持ってない(はず)なので、事前に準備してプレゼントする必要があるかなと思いました。
ノートPCを持ってない生徒や、ITアレルギーがある生徒には、事前に環境を整えてあげる必要がありそう
生徒側に必要なものを最後にまとめておくと、
・ノートPC(カメラ付き)
・スマホ
・スマホ固定用アーム
です。ノートPCが無いご家庭は多そうなので、その場合にどのようにオンライン授業を実現するかは考えものです。
あと、そもそも「PCにドライバをインストールする」あたりでデジタルアレルギーが出てしまう人は一定数いそうです。
可能な限り、対面でセッティングしてあげてから順次オンライン授業を取り入れる…という流れを踏まえたいところではあります。
もちろん柴田塔の方法はベストプラクティスでは無い
急に迫られてセッティングしたので、改善点は色々ありそうです。ぜひ知見をご共有ください。
・手元カメラを映す際の画質
・生徒側に機材がない時の対応
など。
個人的には、試しに導入できてよかったなという感想です。勉強になりました。これで家庭教師の生徒が増えたら嬉しいなと思います。
面白いなと思ったのは、対面授業よりも生徒が僕の顔をちょくちょく見てくれたこと。WEB会議だからこそお互いの顔をまじまじと見て丁寧なコミュニケーションになる、というのはビジネスでも教育でも共通の現象なんですかね。
余談
ひたすら「Zoom カメラ 増やす」とかで検索してたんですが、参加者を増やすみたいな情報しか出てこず困りました。1,000人に授業したいわけではありません。90年代の大手予備校じゃあるまいし。
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