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ザアカイ、今日は、ぜひあなたの家に泊まりたい|鳥取こども学園 事務局次長 山本隆史

~イエスはその場所に来ると、上を見上げて言われた。「ザアカイ、急いで降りて来なさい。今日は、ぜひあなたの家に泊まりたい。」~
(新約聖書 ルカによる福音書19章5節)

法人事務局の山本隆史です。

法人ホームページや法人facebookでもちょこちょこ名前を出していますが、担当者です。

その私、50歳手前ですが空想特撮シリーズ(ウルトラシリーズ)の大ファンです。

ウルトラシリーズが1966年(もちろん山本、生まれていません)放映開始から今年で55年になります。直近で放映されていた『ウルトラマンZ(ゼット)』は写真の『ウルトラセブン』の息子の『ウルトラマンゼロ』の弟子という設定です。

その「ウルトラマンシリーズ」でも随一の人気を誇り、最高傑作との呼び声も高いのが『ウルトラセブン』。

その第8話「狙われた街」に登場するメトロン星人は、この地球や人類を怪獣とか爆弾等で破壊し侵略するのではなく、タバコに周囲の人がすべて敵に見える効果がある赤い結晶体を仕込み(現在ならタピオカでしょうか)、信頼関係を失った地球人同士が殺し合うことで、最終的には地球人類が死に絶えるのを待つという狡猾な戦略を始めます。

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もちろんこの企みはウルトラセブンによって完膚なきまでに阻止されるのですが、最後のナレーションが、

「人間同士の信頼感を利用するとは恐るべき宇宙人です。でもご安心下さい、このお話は遠い遠い未来の物語なのです・・・。え、何故ですって?・・・我々人類は今、宇宙人に狙われるほど、お互いを信頼してはいませんから・・・」

という痛烈なものでした。

新型コロナウイルスの感染拡大により、自分が感染することなど様々な不安により、感染された方やその家族、濃厚接触者、さらに治療にあたる医療従事者の方々などに対しての誹謗中傷や差別・批判の言動が残念ながら起きています。悪辣な言葉がインターネットやSNSなどに並んでいます。

また、児童虐待に関しても「親がダメだから」「学校がダメだから」「児童相談所がダメだから」といった批判ばかりが目立ちます。

誹謗中傷や批判する方たちは、自らの「正義の剣」を振るいます。しかし、剣は必ず相手を傷つけます。再び立ち上がれるかどうかわからないくらい深く心を傷つける場合もあるでしょう。

この困難な時代だからこそ、私たちはお互いの絆・信頼深め、「見えざる敵」「社会問題」に皆で取り組んでいかなければいけません。

なのに「正義」の名の下に誹謗中傷や批判を繰り返すこの地球にお互いの信頼が生まれるでしょうか?

冒頭の聖書のことばに登場するザアカイは徴税人で、町の人々から税金を過剰にむしり取って自分の懐に入れる等、街の人々から大変嫌われていたようです。

イエスはそのような情報は知っていましたが、それでも初めて会ったザアカイに優しく声をかけられ、その上ザアカイの家に泊まる=全面的な信頼をザアカイに示されました。

この信頼により、ザアカイの心は大きな変化をします。

批判などではなく、信頼=愛=大切にするを以て人と人との絆を深めていく、真の平和を実現させていく、そのようなイエスがお生まれになったのが、クリスマスです。

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