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#96 「所作」で家事は続けられる

過去記事ですが、今回のお題「 #家事分担の気づき 」に参加すべく、少し加筆修正しました。ご一読してみてください。



今回はちょっと暴論気味な話をしてみたいと思います。

自慢ではありませんが、私は奥さんと完全に家事を半分ずつ分担しています。食事の用意をしていない方が洗い物をするという風にその都度分担するものもあれば、「アイロンは必ず私がかける」といった感じで、完全に役割を担っているものもあります。

私の実家では、母がいわゆる専業主婦で、実際に父が家事を担当する光景はあまり見たことがありません。そのため、結婚する前は、たまに料理をすること以外にはほとんど家事を経験したことがありませんでした。しかし、結婚する際に自分から家事の分担を宣言し、今ではそれが当たり前になっています。もちろん、時には面倒に感じることもありますが…。


そこで暴論です。

もし世の中で家事をするのに苦を感じている方がいるとするならば、是非自分の行動の「所作」について考えてみて欲しいのです。私は家事をする時に、よく自らの「所作」を考えます。家事をしているときの自分の「所作」は無駄が無く効率的か、そして美しいかと。これは完全に誰からも評価されない自己満足の世界なので、それはもう「家事道」とすら言えるかもしれません。

たとえばアイロンがけ。シャツをどのような順番に、アイロンをかければ効率的なのか、そして美しく仕上げられるのか。もちろんプロの方のマニュアルをネットで調べて参考にしたりして、一番自分が効率よくできる方法を精査しスキルアップにつなげてきました。

一つの家事の中での「所作」を突き詰めていくと、次の段階として複数の家事をどうこなすかという新たな「所作」が問われてきます。朝の慌しい時間の中で、どのような順番でどの作業をこなすか…。一回ある程度つきつめて、それをルーティンにしてしまえば、続けることがあまり苦にならなくなります。


そこで思い至ったことがあるのですが、これってある意味、「行動をデザインしている」のではないでしょうか。

仕事柄、人はどのように消費活動を行うのかということを、行動経済学とデザインの関係性で考えたりするのですが、「男性がもっと家事をするようにするには、自らの所作を美しくする家事道具を増やす」のも一つの手ではないでしょうか。実際、使用時の自らの「所作」の美しさを追及した道具は、包丁など世の中には存在しますし、家事に特化はしていませんがアウトドア用品にはそのような商品がたくさんあるイメージです。



ふと最後に思い浮かんだのですが、花王のアタックZEROがそのパッケージの新しい使い勝手を宣伝するのに複数の若手男性俳優を起用しているのは、そこらへんを意識しているのかもしれません。まぁこれも暴論ですが。

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