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一生懸命に子供に手をかけることで子供が失うもの。

「こうすればいいのに。」

年の功と言いますか、自分が学校生活を一通り経験して、良かったところや後悔、今ならこうするなど考えがあるものですから、子供には無駄なく効率よくお得に人生を送って欲しいと思っていました。

「好きなところに打ち込み、そうでもないところは手を抜きつつも最低限はやってる優等生

になって欲しいって思ってました。(いや、厚かましすぎやろ(;'∀')、求めるレベル高すぎやろ。)

そのためにあれこれ私の経験に裏打ちされた作戦を授けてやろうと思ってたわけ。

そのために私が良かれと思ったことを精査して、常に情報を集めて分析してたわけ。

「こうすればいいのに。」

って。これね、そういうのを手放した今思うのは、結局のところ私の思い通りに子供を動かしたかっただけ、ということ。だってそれが「正しい」と思ってましたから。そして、その正しさ通りにすることが子供を幸せにすることだと思ってましたから。

でもね。

この「こうすればいいのに」作戦が上手くいったとしても、必ず子供が失うものがある。

それは、

「自分のことを自分で考える力」

です。

「考える力」って自分が考えて試行錯誤して身につけるものなので、「こうしなさい。」と常に答えが用意されてると自分で考える力がつかない。いや、つかないなら、どこかで自分で考え始めればいいのだけど、「こうしなさい。」が強いと「従うこと」や「自分で考えないことを良しとする」そんな極端なことにもなる、と思っています。(「大事なことを(親に・政府に・上司に)早く決めてほしい」って思う人です。)

親は家庭内で大きなパワーを持ってます。小さい子供に「言うこと聞かないなら自分ひとりで生きなさい」なんて言ってもそりゃムリってものです。精神的にも経済的にも生活力でもやっぱり親の力は強い。

だからこそ

「自分のことを自分で考える力」

を奪ってはならない、と思っています。

親から見てると「どひゃーΣ(゚Д゚;」ってこともありますが、それも「自分のことを自分で考える力」につながるならOKだと思って見守りたい。

私自身が「自分のことを自分で考える力」があまりなかったことに気づいて、そこに向き合って、今ようやくその辺りを考えられるようになってきました。(そう、私のように大人になってから考え始めるのもアリだと思ってますけどね。)


お読みいただきありがとうございます。





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