『隣の皿にコロッケ香る』
皿に乗った分を全てと思えば
テーブルマナーも良くなろう
この皿にのる物が全てでないなら
乗っている物すら信用ならない
私に配られた物がこの手にあったとして
それがいつまでも私の分とは限らない
隣の席のケーキの方が
美味いのだから仕方ない
すれ違う人のコロッケこそ
輝くのだから仕方ない
人は我慢の出来ない様に出来ている。
別に偉い人の言葉ではないが
誰かが皿の外まで欲しがる限り
皆皿の中身ばかり気にしてはいられないのだ
皿に乗った分で完成されていたとして
それでテーブルマナーが良くなったとして
どこに幸せがあるかなんて分からない世の中
それ美味そうだねなんて悦びだけはありふれて
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