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調子乗ってショートカットキーを使いまくった結果、いろんな人の気持ちがわかった話

おはようございます。寒い夜は己の股間で暖をとる百井桃太です。

先日「パラサイト−半地下の家族」を観たという日記をあげたのですが、閲覧えぐい数いきやした。やっと僕のブログが認められたと思って次の記事をあげたら、閲覧数は5分の1でした。結局「パラサイト」に縋った結果の閲覧数ってことでしょうね。パラサイトに寄生して閲覧数を稼ぐマン。

誰が「パラサイト」のパラサイトだよ。


しかしnoteは難しいですねえ。そろそろ2ヶ月になり、週2くらいは更新していますがまだまだですね。スキはまぁまぁ来るんだけど何ですかねえ。そして前回の高校生の恋愛ブログにスキしてくれた人たちを見ていると

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おい、最上段

今年入って一番のパワーワードかもしれん。まだ4ヶ月あるけどこれ俺の中の上半期ベストパワーワードとると思います。僕のもぶっ壊されるんですか。しかし高校生の時のイモい恋愛の話によく「スキ」したな。ありがとうございます。

話は変わって、最近仕事における効率化を考えるようになりました。残業をしたくないので、どうすればいいかと考えているとある本を見つけました。

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10倍だと……。

ってことはこれで効率化が図れるぞ。

僕はパソコンを扱う仕事が多いので、10倍早くなればめちゃくちゃ早く帰れるんじゃねえか?と思い読みました。まぁ、内容を一気に覚えるのは無理なので良く使いそうな技だけ覚えることに。

その技が……

【Ctrl + W】でウインドウを閉じる。

「いちいちマウスに手を運んでウインドウを閉じていませんか?その時間、大きなロスですよ」と書いてありました。いちいちマウスに手を移動させてる!!隅っこのバツボタン押してる!!と心に響きまくりました。

よし、とりあえず明日からこれを使いまくろう。

思って翌日。

早速これ見よがしにマウスを使わずにウィンドウを閉じまくる僕。人が話しかけてきたときに限って消す必要もないウインドウも【Ctrl + W】ターン!!!

席立つとき、別にそのままでいいのに【Ctrl+W】ターンッ!!!

とにかくいっぱいウインドウを貯めまくって【Ctrl+W】ターンッ!!!【Ctrl+W】ターンッ!!!【Ctrl+W】ターンッ!!!【Ctrl+W】ターンッ!!!【Ctrl+W】ターンッ!!!【Ctrl+W】ターンッ!!!【Ctrl+W】ターンッ!!!【Ctrl+W】ターンッ!!!【Ctrl+W】ターンッ!!!【Ctrl+W】ターンッ!!!

見せつけたすぎて逆に効率落ちてんじゃねーか


まぁでもこれで昨日より僅かでも効率化できているはず!と思い仕事をこなしていました。そしてあるウィンドウを開きっぱで人と話していて画面に意識を戻したとき。

僕(ああ、このウインドウは閉じていいな)

思って【Ctrl+W】をターンッした瞬間、ウインドウではない別のものがスンッと消えました。

えっ?と思い、よくよくデスクトップを見ていると

一番でかい「やることリスト」の付箋が消滅していました。


僕「オッ」


まじで一瞬理解が及ばなくて小さい声が出ました。


この付箋は僕の毎日のやることが記載されている僕の仕事のほぼ全てと言って良いほど大事なデータです。

もうなり振り構ってられないので慌ててマウスを握り、付箋が消えた場所をウロウロさせますが、何も起こりません。さっきまであったやることリストは跡形もなく消え失せています。ここ数ヶ月前からある大きなタスクや、今週中にしなければならないタスクや、合わせて10個くらい書いてありました。

僕(アッ、アッ、アッ)

とりあえず復元のさせ方がわからないので、付箋をどうにか脳内で復元させようと記憶を辿り始めました。

しかし思い出せるのはただ一つ。

「今週ゴミ当番」というまさにゴミみてえなタスクだけ


一番どうでもいいわ。むしろタスクを多く見せて仕事こなしてる感出したくて入れただけの水増し担当の部外者だわ。

恐ろしくなり、慌ててスマホで「ウィンドウズ 付箋 復元」と検索をかけました。すると出てくる出てくる。どうやら付箋は消えてしまっても復元できるようです。さすがビルゲイツ。めちゃくちゃ気が利く。(あんま知らんけど)

僕(あぶねえあぶねえ)

めちゃくちゃ複雑な手順ですが、どうやら「バックアップ」のフォルダまで行ってみれば付箋のバックアップデータが残っているとのことなのです。パソコンに疎すぎるのでかなりの時間を掛けましたが、なんとかバックアップの場所まで辿り着きました。

僕(長かった……。ここで「以前のバージョン」ってとこを選べば昨日の付箋データが出てくる。そしてそれを押せば消した付箋は元通りってわけだ)

気分はハッキングを成し遂げたハッカーです。そして「報われない努力があるとすれば、それは努力と言えないかもね」と言った王貞治さんの気持ちがわかりました。

最後のマウスのひとカチ(ワンクリック)を大きな音を出して押しました。するとしばらく待ってくれのぐるぐるが出た後に表示されたのは


以前のバージョンはありません。


えっ


ハッキング的な演出でいけば、真っ暗な画面上に「WARNING!!」と表紙されて警報がなっているところです。やばい。アウト寸前。しかし、何かの間違いという可能性も捨てきれない。もう一度押してみました。待ってくれのぐるぐるからの


以前のバージョンはありません。


嘘やろ?


ハッキング的な演出でいけば真っ暗な画面上にわけわからん英字がすごい速さで出てきまくる状態です。もう詰みです。しかし、諦めきれない。もう一度、初めから手順をやり直し、また最後まで行き着き、クリック、そしてぐるぐる

そして以前のバージョンはありません。


いや、昨日まで付箋あったやん?以前のバージョンないなんてそんなわけないやん?あるやん?ないわけないやん?嘘つかんでくれよ。あるやん?あるんやろ……なぁ……


以前のバージョンは、ありまぁす!!!


僕の心の中の小保方さんが叫びました。しかし、現実問題どこにもないのです。小保方さんはこんな気持ちだったんだろうな、と少し思いを馳せました(馬鹿の想像力)

結局、時よ戻れと念じながら、魂の抜けた状態で元から知っていた【Ctrl+Z】のやり直すを狂ったように連打しているところで隣の席の二年目の若手の女の子が「付箋は閉じても消えてないですよ。別のところからまた開けますよ」と教えてくれました。

まじで涙が出そうになりました。見慣れた付箋が出てきた瞬間、南極物語のラストシーンみたいに泣きそうになりました。「タロォ、ジロォ」と呟いて付箋を抱きしめそうになりました。タローとジローを泣く泣くおいてきたあの人(名前は知らない)の気持ちがわかりました。そしてさっきまで頭に浮かんでも唾を吐き掛けていた「今週ゴミ当番」のタスクもまとめて愛そうと思いました。「バカな息子を——それでも愛そう」と心の中で呟き、あっこれはエドワード・ニューゲート(白ひげ)だと思いました。白ひげはこんな気持ちだったのかと涙が出そうになりました。ショートカットキーでいろんな人の気持ちが理解できたという話です。


最後に王貞治さんってだれーーーー!?(ガチであたおかの見取り図がやるオチ)


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