見出し画像

温故知新(詰パラ341号)

 今日は詰パラ341号(昭和59年7月号)を読んでみることにしよう。この号は超短編に面白い作が多い。その中から3題引用してみよう。

           森本 雄

(詰パラ 昭和59年7月号)

69香、68馬、67馬、95馬、66馬迄5手詰。

 TTT5の例題にも引用された傑作。自らピンされに行く68馬、それをわざわざ解放してやる67馬と、双方とも企みの深い攻防が繰り広げられる。
 ちなみに74香は歩でも良さそうだが、何か深い意味があるのだろうか?

           小林敏樹

(詰パラ 昭和59年7月号)

39飛、44玉、33飛成、同玉、22角成迄5手詰。

 原理図にして完成品。非の打ち所が無いとはまさにこのこと。

           岡村孝雄

(詰パラ 昭和59年7月号)

41角、23桂、32桂成、34歩、15歩、同桂、22成桂まで7手詰。

 軽い打歩構想作。7手の中できちんと物語が作れているのがエライ。
 この筋では、故森田正司氏の作が理想的な展開だと思うので、これも引用しておこう。

           森田正司

(将棋世界 平成7年9月号)

35香、25玉、17桂、15玉、42角、24桂、33香成、45龍、15歩、同桂、
23成香、42龍、23銀迄13手詰。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?