温故知新(詰パラ244号)
今日は詰パラ244号(昭和51年5月号)を読んでみよう。ページを開くとまず最初に昭和50年度の看寿賞発表が載っていて、上田さんが短編と長編の二冠を達成している。
上田吉一
(詰パラ 昭和50年4月号)
72銀、同金、73桂、同金、91飛、同玉、93飛、92馬、82金、同玉、
73銀生、81玉、92飛成、同玉、81角、同玉、82金迄17手詰。
上田吉一「モザイク」
(詰パラ 昭和50年1月号)*修正図
66桂、同銀、63銀、同玉、62桂成、同金、54銀、74玉、76香、75角、
同香、同銀、56角、65香、同角、同歩、同銀、63玉、64歩、同銀、
54銀、74玉、76香、75角、同香、同銀、65銀、63玉、64歩、同銀、
54銀、74玉、96角、85歩、同角、84玉、58角、74玉、75歩、同銀、
65銀、63玉、64歩、同銀、36角、同角、54銀打、同角、同銀、74玉、
75歩、同銀、65銀、63玉、64歩、同銀、18角、27香、同角、同歩成、
54銀、74玉、76香、75角、同香、同銀、65銀、63玉、64歩、同銀、
54銀、74玉、96角、85歩、同角、84玉、49角、74玉、75歩、同銀、
65銀、63玉、64歩、同銀、27角、36香、同角、同歩、54銀、74玉、
76香、75角、同香、同銀、65銀、63玉、64歩、同銀、54銀、74玉、
96角、85歩、同角、84玉、58角、74玉、75歩、同銀、65銀、63玉、
64歩、同銀、36角、45香、同角、同桂、54銀、74玉、76香、75角、
同香、同銀、65銀、63玉、64歩、同銀、54銀、74玉、96角、85歩、
同角、84玉、67角、74玉、75歩、同銀、65銀、63玉、64歩、同銀、
45角、同飛、54銀、74玉、66桂迄145手詰。
それぞれ「極光21」の第六十九番と第九十六番である。いずれも詰キストなら当然教養として知っていなければならない作品だが、どちらも現在の目で見ても全く古びていない。当然の受賞であろう。
それから、結果稿を見ていて気に入ったのは、高校の作品の姉妹作として紹介されていた藤江氏の作品。担当の森田氏も「高校の作品よりこっちの方が良い」と書かれている。一桁ものだが、盲点に入ると結構悩まされるのでは?
藤江和幸
(詰パラ 昭和48年9月号)
28飛、同玉、29金、27玉、17銀、37玉、27龍、同玉、28金迄9手詰。
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