リクルートのメディアとその領域に挑むプレーヤー

一年前にアメブロに書いたんですが、お引越しさせてみようかなと。笑

以前こんなツイートをしました。

リクルートといえばこれまで、様々なメディアや領域を作ってきました。
例えば、結婚の「ゼクシィ」、美容の「ホットペッパービューティー」、就活の「リクナビ」などなど…
そのモデルは、俗に「リボンモデル」とも言われ、nとnを集めてマッチングさせてきました。

ですがこのモデル、インターネットととてもシナジーがあるとされており、2000年代から様々なインターネット企業が生まれてきました。
そこで今回は、リクルートのメディアとそのリクルートのメディアを食おうとしている著名なメディアを比較してみたいと思います。
(人材紹介は、バイトやエージェントを使った転職の仲介まで幅広く入ってしまっていますが、ご了承ください。)

リクルートクラスでも、売上1000億円いくメディアが人材だけ…
楽天については、数年前からセグメントが、ネットサービスと金融というセグメントにバクッとまとまってしまい公開情報が不足しております。
にしても「青いR=リクルート」と「赤いR=楽天」というように、ばちばちしてますね…
ここで、リクルートの領域で展開している会社の特徴をまとめてみようと思います。

①:リクルート出身者によって作られている
もちろん全てではありませんが、「Home's」のライフルやMS-Japanなどは元リクルート出身者によって設立されています。
また、創業者がリクルート出身者でなくても、役員クラスに元リクルートの方が入っていることも多々あります。
例えば、リブセンスの社外取締役やRettyの顧問に、リクルートで取締役専務執行役員をやられた本田浩之氏が就任しています。楽天も吉田敬氏や島田亨氏などが取締役で就任していました。

②:切り口・ビジネスモデルを変えてみる
リブセンスは、それまで「掲載課金」だったものを「成果報酬」にしましたし、「SEO」もガンガン強化していました。
また、食べログも「SEO」が強いというのと、消費者から金を取るというモデルができています。
みんなのウェディングも、これまではとは異なる「口コミ」という切り口ですね。

③:一点突破
ベンチャーの醍醐味ですね。
例えば、エスエムエスであれば、介護の領域で一点突破しています。(そしてソフトウェアの「カイポケ」を販売しています)

番外編:リクルートも提供していない領域
また、一覧には入れていませんが、リクルートも提供していないメディアの領域が、「塾」のイトクロ、「化粧品」のアイスタイル、「物」のカカクコム(物って微妙w)、「弁護士」の弁護士ドットコムです。
とこれまで、リクルートに戦いを挑んでいるプレーヤーを紹介してきましたが、ここでリクルートの戦略を見てみます。

①SaaS強化(とともにビジネスモデルの多様化)
今期のIR資料を見ていて象徴的だったのがこちらです。

確かに、これまでも「ホットペッパーグルメ」で掲載してもらってから「タウンワーク」に乗せてもらう営業をするみたいなクロスセリングはありました。(多分w)
ただ今後は、「air」や「シフオプ」などのSaaSを入れていただくことで、貴社の情報をいただき解析しつつ、貴社にベストなソリューションを提供しますよ!という展開になっていくみたいです。
また、これまでのリクルートの中心的なマネタイズ方法が掲載課金だったものとは別に(中途採用や人材派遣を除き)、「SaaS」であると月額課金になるため、これまた面白いのかなと思います。

②金融進出
2016年8月にリクルートは、トランザクションデータを元にしたトランザクションレンディングを開始することを発表しています。
ただ、リクルートはこれまで何度も金融に進出しては失敗しています。
一説には3回進出して失敗してるとか。
一番大きな失敗は、バブル期の消費者金融のファーストファイナンスと不動産のリクルートコスモス(現コスモスイニシア)で、大量の不良債権を抱えてダイエーの子会社になっています。(その後ダイエーの経営不振によってリクルートが買取りましたが)
今回は、SaaSなどでデータをしっかり押さえた上での金融(貸付)となりますが、果たしてどうなるのか!?楽しみです。

③M&A
リクルートは、2000年代まであまりMAを行ってきませんでした。
ですが、2000年代に入ってから、国内の人材派遣を中心に買収し続け、日本で圧倒的トップの人材派遣会社になりました。
また、2010年代は、国外の人材派遣や海外の販促サービスのMAしてきています。
国外の人材派遣についてはうまくいっている一方で、海外販促についてはどうなっているのか…
その中でも、2012年に買収した「indeed」が爆発的な伸びを見せています。これは、「indeed」に自由にやらせたからというのがうまくいった要因なのではないでしょうか。

とMAの成功パターンを見つけたリクルートは、どのくらいのMAをどの領域で行っていくのか。とても楽しみです。(とりあえず2020年までの目標は、人材で世界首位になることみたいですが!)
と廣川なりに、リクルートとその領域に挑むプレーヤーについて軽くまとめてみました。
もちろん、企業ごとに特徴も違うし、「うちはリクルートとは戦っとらんぞ!」という方もいらっしゃると思いますが、業界地図程度にみていただけると幸いです。
今度は、楽天とリクルートという会社の比較をしてみたいですね…

リクルートどうなるかなぁ。

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慶應卒/中等部/塾高/商学部 スタートアップ/VC/エンゲージメントファンドなどのインターンを経てXTechにおります FinTech・PE・ディーゼル・アバクロ・シーシャが好きです
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