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友人の人生は、あと40年以上ある。

 そう思う。実際、再三説明している通り、友人が悪いのは、大腸ポリープとか、眼病。それは、怖い病気じゃない。手術とか、内視鏡検査で根治出来るもので、恐ろしい病気でもないし、手術とか、ほぼ100%、安全だ。友人は、今64歳だから、40年後と言えば、104歳になる。娘さんが、78歳という事になるが、その時、娘さんは先に逝かれているだろう。悲しい話だが、仕方ない。お孫さんたちも、皆、50代で、それぞれに、お孫さんが出来ていると思う。大甥さんも、大姪さんも、50を超えておられるから、お爺さん、お婆さんになっておられると思う。その時、友人の甥っ子さんや姪っ子さんも、多分、他界なさっていると思う。そんな物なのだ。百寿者というのは、実際、配偶者や子供、甥、姪を先になくす。泣けない話なのだけど、実際、その通りで、世界で長寿を全うした人たちは、皆そう。それに、40年後と言えば、友人の1番上のお孫さんが、53歳。当然、お孫さんが出来ているだろう。友人にとっては、玄孫さんになる。それが、友人の人生なのであって、苦労して生きてきた事が、結局は良い方向へと向かうのだ。人間、苦労して育って、苦労して生きていく事が重要であって、目先の学歴とか、職歴なんかは関係ない。実際、うちの家系が、そういった物で失敗しているから、猶更。叔父など、その点は全く分かってない。東大まで出ていて、ああいう認識だから、おかしい。実際、東大が優れているとか言うのがおかしな話で、東大は、受験秀才が集まるところだ。それを除けば、何も残らない。例えば、東大理学部の人間は、難しい数学とか、物理・化学などは得意なのだろうが、国語が出来ないとか、英語が不得手というケースもある。センター試験(名称が変わったようだが……)を受けているから、全科目やるにしても、メインは2次試験なのだし、2次の方が、配点などが大きいので、1次で失敗しても、逆転を狙えるわけである。だから、逆に言えば、1次試験で、学力を測る事をせずに、あえて、難しめの2次で、合否を付ける事になる。東大の2次は、難問・奇問揃いだけど、実際、教科書に載っている公式とか、定理を組み合わせて解けば、解ける問題が60%ぐらいある。後の40%は、例えば、文Ⅰとか、理Ⅲみたいに、難しめの学部を受験する学生が解ければいいわけで、実質、東大の合格ラインは、半分出来ぐらいである。全部、答えを間違えていても、部分点とかがあるし、過程が合っていれば、計算ミスとか、代入のミスなんかは目を瞑ってもらえる。元々、東大の採点官自体がいい加減で、適当。あの人たちは、受験生がどうやって解いたかを見たいのであって、答えが合ってるかどうかというのは、そう気にしてない。例えば、日本史の記述問題なども、採点者は、全体を俯瞰してくる。細かい年号とか、人物関係が合ってるかじゃなくて、大まかに、その受験生がどうやって、その記述問題に取り組んだかを見てくるのだ。まあ、東大の試験の話をしたけど、実際、東大受験するのに、特別な才能とか、頭の良さは必要じゃなくて、単に、教科書とか参考書なんかに書いてある事を愚直に覚えて、叩き込んでおけば、大抵通る。叔父もそうだったのであって、別に、経済学部だからといって、難しい経済理論とか、金融理論なんかが、頭に入っていたわけじゃない。単に、高校の教科書を丸暗記して入っただけであって、普通に、東大とか、凡人が多い。元々、受験に特化した才能しかなくて、他のことはいい加減な学生が多い。まあ、友人の人生の話から、二転三転したが、昔から、大学とか、どこに行こうが、そう関係ないわけであって、例えば、京大に落ちたから、同志社に行く学生もいるわけで、東大に落ちて、早稲田に滑り込む人間だっている。早稲田はカッコ悪いけど、私大では、一応トップなので、ブランド力で評価されている面が多い。東大受験には失敗したけど、早稲田の政経には受かったとか、早稲田の旧一文には受かったとか、そういった輩が結構いる。東京の方の学生とか、教育資金が潤沢にあるので、東大の滑り止めに、早慶とか、上智なんかを受ける人間が多い。しかも、複数学部。まあ、予備校とかも、少しでも、実績を上げたいから、受けさせる。そういう受験秀才が、何において、優れているかと言えば、何も優れてないのである。単に、血眼になって、教科書とか参考書を覚えただけで、大した事はない。本当に頭の良い人間は、最小限の努力で、最大の効果を引き出す。ボクの大学受験がそうだった。単に、河合塾に行く電車の中とかだけで、英文法とか、日本史の年表とか、古文単語なんかの虎の巻を丸暗記した。大学受験は、一夜漬けでクリア出来たのである。実際、慶応の文学部の小論文なども、ポイントを押さえて書けば、高得点が出せる。受験とか、そんな物で、ボクは、当時から、参考書や問題集を、暗黙裡に、サヴァン読書法で暗記していた。確か、一晩で、一つの時代とか、一つの項目を丸暗記する程度の速さで進んだと思う。実際、高校時代に、灘校の講師の講義を受けていたから、読む速度は速い。繰り返すように、賢い受験生は、いろんな参考書とか、問題集があっても、1つに絞って、それを暗記してしまう。それが、1番効率がいい勉強法で、複数の書籍に手を出さない。東大受験というと、何かと、いろんな物を詰め込んだ方が良いように思えるけど、例えば一例だが、古文なら、『源氏物語』とか『伊勢物語』で、ほとんどのエッセンスが学習可能なのである。物理・化学だって、チャート式さえ暗記していれば、大抵の出題パターンが分かって、問題が解ける。こういう作業に、真の頭の良さとかは要らないわけで、適当にやっていても、クリア出来る。まあ、難関国立大学とか、難関私大などに、本当の意味での賢い人間が集まってこない所以だ。大学受験とか、所詮、その程度。実際、苦労して入っても、辞めてしまう人間が多いのは頷ける話で、ボクも、福岡大学には入ったけど、あまりに、教授たちが思想とか、信条において、狂っているので、愛想を尽かした。本当なら、学者になりたかったけど、その道を諦めて、作家になった。別に、躊躇いとかなかったわけで、当時、院などに進学した連中も、大した頭はなかったのである。単なる専門バカで、能がない。規約違反にならない程度に書くと、あの連中は、院試をクリアして、単位を取って、学位を簒奪する事だけが、能だった。学問的な事とか、どうだって良くて、いい加減。九大にも、そういう人間が多い。福大の院とか、そういう連中しか集まってこないし、前述したように、専門バカばかりだ。大分、話が逸れたけど、作家とか、文筆家は、文章を書くコツを身に着けているわけで、学歴とか、職歴は全く関係ない。もちろん、ボクが知っている作家でも、中卒とか、高卒とか、専門学校卒の人間は大勢いるし、文章を書く事自体、才能であって、学問的な物が優秀じゃなくても出来る。日大芸術学部などがそうで、偏差値は低いけど、芸術をやりたい人間が集まってくる。いろんな芸術家が出ている。それで良いわけであって、最高学府を出たから、人生安泰などと考えてはいけない。それは、大きな間違いであって、東大を出ていても、逮捕された人間とか、刑務所で服役している人間もいる。話がまとまらなくなったけど、再度、note更新です。ではまた。

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