悪魔を出し抜け

ナポレオン・ヒルって、まあいかにも自己啓発ってイメージであまり好きではなく、ほとんど本を読んだことが無いのですが、唯一好きな本がありまして、それがこれ。

kindle Unlimitedにも入ってます。

この本、原稿は1930年代に書かれていたけど、ずっと封印されていたという話が本当なら、なかなかすごい。

煙草の中毒性やら、腸の状態が思考に影響することなど、当時はほとんど知られていなかったことが書いてある。

悪魔との対話は本当なのか

「悪魔」という存在と対話するという形式で書かれていますが、これが「そういうテイ」で書かれたのか、本当にチャネリングして書いたのかはわかりません。(僕は、「神との対話」みたいな感じで、チャネリングというか自動書記みたいな感じで書かれたのかなと思います。)

残念な注釈

この本でとても残念なのが、ナポレオン・ヒルの原稿そのままではなくて、途中途中に「注釈者」のシャロン・レクターって人の解説が入ること。

本当に文章の途中に突然注釈が入って、文章の流れがぶった切られる。章末につけてくれればいいのに。

文章のリズムに乗って読んでいると、いきなり割り込まれるので、この本を読まれたくない「悪魔」の仕業かと思うほど。

失われたピース

この本はだいぶ初期に書かれた本なので、他の本にも関わる大事なことが書かれているのではと思います。なんとなくですが。

今まで出版されていなかったので、失われたピースとなっていましたが、これで一連の著作が完成するようにも思います。ナポレオン・ヒルが好きなら読むことをおすすめします。




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