個展は楽しい

普段あまり芸術に関わっていない方とお話しすると、

「個展とかされてるんですか?! すごい!」

みたいなことを言われる方に出会うことも稀にあるのですが、こういう世界に足を突っ込んでいる身からすると個展することは何ら普通のことだし、してない方が何かとややこしい気がするわけです。(「なんでしないの?」とか言われたり)

正直、個展したいと思ったら作品があれば誰でも出来ます。

一番手っ取り早いのは、貸しギャラリーで展覧会期間にかかるレンタル料を支払って行うスタイル。

1週間単位が殆どで、開催する地域や場所、スペースの条件でその価格も変わります。

数万円〜数十万円と費用は色々差がありますが、自分で選べるのでそこはご本人次第という感じですね。

お金払って場所を借りるので、結構実験的なことでも自分のやりたいことを発表出来る機会を得ることが可能ということもあり、芸術系大学の学生や卒業して数年くらいの若い作家さんなどはまずはこういう形で発表ということが一昔前までは多かったように思います。(最近は少し様子が変わっているような気がしますが)

もう一つは企画画廊(コマーシャルギャラリー)というギャラリー側が作家を選び、展覧会を開催するスタイル。

ギャラリー側から展覧会の企画が出されないと行えないかたちなので、急に「はい、やりたいです!」と言って出来るわけではありません。

先ほどの貸しギャラリーの方でもたまに企画で展覧会を行うパターンもあります。

企画ギャラリーは販売を目的としているので、ギャラリー側が展覧会開催に向けていろいろ宣伝やサポート等してくれます。

その代わりというか、ビジネスと直結しているのでシビアな部分も多いとは思いますが、その分作家側もそれだけのことをする気持ちや仕事を行うことが必要になります。

細かいことを書いていくと本当いくらでも書くこと出てくるなぁ〜って思うのですが、本題はそんなワタクシ、現在個展開催中でございます!(←今さら)

正直このnoteを書くことが久しぶりということもあるんだけど、展覧会準備等で宣伝を全然出来ていませんでした。

展覧会期間も約1ヶ月程と長めなのでまだまだ絶賛開催中でございます。

コロナ関係で本当毎日不自由な日々を過ごしているわけですが、そんな中こうやって展覧会を無事開催出来ているのはホントありがたいお話です。

場所は京都の京阪三条駅から歩いて数分のところにある「現代美術 艸居(そうきょ)」というところです。

まっだまだ灼熱全開の暑さですが、ご興味ある方、京都の方に来ることあるし時間余裕あるわっていう方など、よろしくお願い致します。

ギャラリー内はエアコン効いてて涼しいですよ。

増田敏也 個展
『記憶すくい : Memory Scoop』

2020/8/21(金)~9/26(土)
*日・月は休廊
10:00~18:00

SOKYO GALLERY 艸居
京都市東山区元町381-2
http://gallery-sokyo.jp

カメラ

Low pixel CG「記憶の入れ物2」

2020  陶 (画像提供:現代美術 艸居)

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