オットー_ネーベル

【小説の書き方 92】

スウィフトには普通の知恵がなかったけれども、隠されたひとつの真実を掘り出し、それを拡大、歪曲しうる、はなはだ強烈な想像力があった。信念の力さえその背後にこもっていれば、世界観など正気かどうかのテストにやっと通る程度でも、けっこう偉大な芸術作品は生まれるものだ。『ガリヴァー旅行記』の永続性が、それを証明してくれる。

オーウェル

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?