見出し画像

The Nicest Albums 19 / 2019年を振り返ったり、個人的ベストアルバムをまとめたり。

年末も年末。忙しくてこんな時期になってしまった。いつもですけど、落ち着いてその1年を振り返ったことがあまりないな。。

さて今年でベルリン生活が2年を越えました。生活に関して言えば真新しいことなどはほとんどなかったような。よく言えば慣れてきた、悪く言えば、普段の生活ではあまり動かなかった年ではありました。とはいってもベルリンから外の街へは沢山行きました。特にバーゼルやゲント、セビージャ、リヨン、ヨーテボリといったそれぞれの国で言う所の3、4番目くらいの規模の街に沢山足を運びました。首都以外の主要都市って結構そのお国柄が一番でている気がして面白いです。

僕の場合、行って見たい国(都市)とフェスが1セットのようなもので、いつもこの街に行って見たいけどその時期に何かあるのかなー、というところから始まります。そんな感じで選んでいたら、今年はなんだかんだで参加したフェスが9つにもなってしまいました。さすがにちょっと多すぎました。。

noteに関しては、11月で書き始めて1年がたち、なんとかマイペースにですが更新を続けられてきました。いつも分量が多いので、書き始めるのに気合いがいるんですけどね。。

まぁでもありがたいことに「グラストンベリーへの道」シリーズは結構読んでいただいてるようで、特にチケットブッキング編なんかは、8、9月の閲覧数がかなり高くてびっくりしました。こういうのを見ると内容に間違いがないように気を引き締めないとって思います。

今年のフェス一つ一つに関してはもれなく『世界のフェスに行ってみる?』に書きました。日本では知名度のまったくない超マイナーなフェスもちらほらありますが、世界のフェスにご興味がある方はぜひご覧ください。見ていただけるだけで励みになります。


それでは今年もありがとう。
ここからは2019年のナイスアルバムたちです。

The Gloaming 3 / The Gloaming
今年最も印象に残った作品。3月に地元ダブリンで見たグローミングのコンサートは生涯忘れられないライブの一つになると思います。1,2も素晴らしいのに、本作3はさらに好き。アルバム全体から幸福感がより漂っているほんとにリラックスできる作品です。


Ode to Joy / Wilco
Wilcoとしては久々、ジェフがソロ作を出してからのWilcoのネクストアルバム。いつもの肩肘張らないWilcoらしいところはそのまま、邦訳「歓喜の歌」ってとこからも明るくポジティブなフォークソングたち。今作はアートワークも好き出し、これからもよく聞く作品になりそう。


Fever / Balthazar
ルクセンブルクのSonic Visionsフェスで初めて見た、ベルギー出身のオルタナバンド。ダンサブルなロックが多く、Foals、Foster the Peopleみたいって感じたけど、どうでしょう?とりあえず顔もいいし、カッコよかった。


Volume Massimo / Alessandro Cortini
ベルリンアトナルでは見れなかったけど、新作は聞いてた。こういうエクスペリメンタル系は陽が落ちたベルリンの街を歩くときに聞くと雰囲気バッチリ、めっちゃ合うんです。


Jaime / Brittany Howard
早くアラバマシェイクスの新譜が聞きたかったけど、ブリタニーが忙しいのかな、このソロ作はバンドサウンドだけじゃない、ボーカルとしてのブリタニーがすごくいい、そりゃ一人でもやってけるもんね。でもバンドも聞きたいんだよなぁ。


Fragment / STOLEN(秘密行動)
今年、New Orderのライブの前座として出てきた、中国成都出身のテクノロックバンド。今年一番衝撃が強かったかも。音はちゃんとカッコいいし、変にポップでもないしこの路線でぜひ知名度上がって欲しい。来年NewOrderの日本ツアーにも帯同するみたいなんで行かれる方はぜひ早めに行って見てほしいです。


Ribbons / Bibio
今までで一番優しいBibio。ほんと天国の音かってくらい透き通った曲のオンパレード。現代ストレス社会に一滴の安らぎ、そんなにストレスないけどね。。


Crush / Floating Points
ちょうどアムステルダムダンスイベント行ってる時にレコード屋で新譜が出ててすぐ買ったやつ。こういうエレクトロは言葉にするのが難しいけど、ダークよりライトな感じ。一つのテーマより、色んな表現が流れ込んでくる感じ。ちょうどアルバムジャケットみたいに。


Forever Turned Around / Whitney
久々のアルバム、今年のエアウェイヴスに来たんだけど、残念ながらタイムテーブル的に見送ってしまった。見たかったなぁ。


FEVER DREAM / Of Monsters And Men
こちらはしっかりとエアウェイブスで見れました。とりあえず活動は続けててくれてよかった。今作は前作よりはバラード系多くて、ポップ路線な感じです。


Between Mountains / Between Mountains
去年早くアルバム出して欲しいって言ったけど、出ました。今年はエアウェイブスで3回くらい見たな。これもやっぱりいいね。最後の「What Breaks Me」なんかはラストを締めるにふさわしい気持ちのいいラストソング。


Altid Sammen / Efterklang
レーパーバーンフェスでエルプコンサートの専用チケットがないと入れないライブで持ってなく諦めかけてた中、開場寸前でチケットをゲットするミラクルを起こして、入れた印象的なコンサート。デンマーク語で聞くオルタナロックって綺麗だな。


Big Blue - EP / Bess Atwell
こちらもレーパーバーンフェスで初めてみた英国のシンガー、ベス・アトウェル。ラナ・デルレイのようなスローテンポで怠惰な雰囲気が多いけど、ライブは結構盛り上げてたな。EPだけどこの「Swimming Pool」は好きなので入れました。


No Geography / The Chemical Brothers
ケミカルは出すアルバムが全部平均点以上を取っている気がする。これも夏場よく聞いた。フジよかったよね。


Beware of the Dogs / Stella Donnelly
去年いくつかのフェスで見てて覚えてたけど、今年こんなに売れるとは思わなかった。日本でも結構人気になったみたいで。可愛いのにちゃんとフォークしてるのがいい。


Hasta El Cielo / Khruangbin
フジでよかった、クルアンビン。往年のサイケデリックスタイルは今でもちゃんと需要ある。


Sucker Punch / Sigrid
このアルバムで、地元ノルウェーのアイドルから世界のポップシンガーに上がった感じ。ロンドンで時間つぶしに入った、早朝のマックでかかってたのが印象的だったな。


Remind Me Tomorrow / Sharon Van Etten
音楽各紙の評価が高い、シャロン・ヴァン・エッテン。グラストで見たけど、カッコいいお母さんだわ。大好きなニューヨークの風を感じられる音を聞けて嬉しい。久しぶりに行きたいな。


WHEN WE ALL FALL ASLEEP, WHERE DO WE GO? / Billie Eilish
グラストで見たけど、気が強くて、度胸が据わってる。こんだけバズってアルバムもちゃんといいから恐れ入ります。


Father of the Bride / Vampire Weekend
前作が最高によかったけど、今作も次点でいいって感じ。ニューヨークのアーティストってどこか隙のある自然体な感じがするなぁ。


Mint / Alice Merton
ドイツからもフランクフルト生まれのアリス・マートン。年初めに出たこのアルバムはよく聞いたな。


YU / Rosie Lowe
BBC聞いてて、いいなって思ったこの曲。イギリスのシンガー。やっぱりいまでもラジオが頼りになる。


Miri / Bassekou Kouyate & Ngoni Ba
マリ出身のバンド。バセククヤーテ&ンゴニバ。言い方あってる??とりあえずこれが、現代アフリカンサウンドなんだよね、カッコいいです。


Titanic Rising / Weyes Blood
各紙の年間ベストを見てたら発見。ということで今現在進行形で聞いてます。全曲いいな。


潜潜話 / ずっと真夜中でいいのに。
今年は邦楽あまり聞かなかったのでちょっと反省。なんて略すのか知らないけど、この真夜中は今現在の邦楽ロックって感じがする。日本のロックって独自路線でどんどん行っててそろそろ世界でもバズっていいと思うな。YouTubeでアニメーション全部つけてるって相当気合入ってるし、すごい。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?