エアコンを有効に、快適なくらし
みなさまこんにちは^ ^
エアコン
昔は贅沢品などといわれましたが、今ではもう生活必需品ですよね。
さて、そのエアコンについて前回もご紹介致しました松尾和也さん著の『ホントは安いエコハウス』にて、『エアコンはドリーム空調機』との記述がありました。
エアコンについての世間の評価は、まだまだ贅沢品とか、電気代が高いとか、環境負荷が大きいとか、体に悪いとか…悪評が目立ちます。
実際のところはどうなのでしょうか。
〜エアコンはドリーム空調機? 建築家 松尾和也氏に聞く「健やかな暮らしができる家」 箕岡智子さんの記事〜
https://ieny.jp/post/652
↓こちらもご参考に↓
〜間違いだらけのエアコン選び 『課題能力』避ける常識 日経ホームビルダー 松尾和也さんの記事〜
https://r.nikkei.com/article/DGXMZO19460320R30C17A7000000?s=0
ところで先日、工事でお世話様になっております方のお宅において、
内装の改修の際に一度取り外したエアコンを再取付した際にメーカーのエンジニアの方から、
『間取り変更で部屋が広くなったので、このエアコンでは容量が小さすぎて空調が効かないかもしれませんね。』
とのご指摘をいただきました。
ちなみに、7帖半のお部屋に取り付いていたエアコンがこれ↓↓
冷房能力2.2kW、暖房能力2.5kWのエアコン(一般的に6畳用)です。
そこで、今回はこちらのサイトの情報を拝借して、『空調負荷計算』というものを行ってみました。↓↓↓
〜住宅のエアコンの選定方法!!エアコンの暖房負荷・冷房負荷計算する方法 建築士まるたかのブログ.com〜
https://www.arch-memo.com/entry/2018/07/26/
部屋の空気をエアコンでせっかく冷やしても、エアコンを止めるとすぐ温〜い空気になってしまうのは、
エアコンをかける部屋の空気と、隣の部屋や外の空気の温度が同じ温度になろうとする作用や、
太陽から降り注ぐ光線エネルギーによって、外壁や窓が熱され、その熱が室内に伝わってくる作用によって、
せっかく快適にした部屋の温度が変わってしまうからです。
その辺りの熱量などの数値を計算ソフトに数値入力すると…
工事前の室環境
暖房に必要なエネルギー:3.6kW
冷房に必要なエネルギー:4.2kW
工事後の室環境
暖房に必要なエネルギー:1.6kW
冷房に必要なエネルギー:2.0kW
計算方法などの詳しいことは上記サイトにありますので省きますが、
F様邸は改修前はいわゆる『無断熱住宅』で、部屋の広さは7畳半程度にも関わらず、
エアコンの表示規格でいうと14畳用レベルのエアコンが適切な容量のお部屋でした。
しかし、改修工事によりまして、
増築して部屋自体は広くなり、9畳間になったにも関わらず、
もともと設置されていた少し容量が小さめのエアコン(6畳用)で事足りるお部屋に変貌を遂げたという事です。
お施主様からも『部屋を広くしたのにエアコンの効きが良くなって、ビックリびっくり!寒いくらい!!笑』と、言っていただきました。
空調機器の容量は、その機種の性能よりも、
家自体、空間自体の温熱環境、断熱性能に依存する事がお分かりいただけたのではないかと思います。
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