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「あなたから買いたい」に力を入れた2018年

去年と今年で大きく異なる取り組みは何だっただろうと振り返ると、「あなたから買いたい」とファンの皆さんに感じていただくためのコンテンツに力を入れたことです。

インターネットで洋服を買いやすくするという取り組みは当然必要なことですが、それだけでは日本のものづくりが盛り上がることにはつながりません。

「ファッション性(オシャレかどうか)」「経済性(安いかどうか)」で選ばれてきた今のファッション業界。

日本のものづくり復活のためにはこの2軸では難しく、「職人の想いで買う」という新たな軸を作る必要があると考えています。

そしてこの新機軸を実現するうえで、

・いまのアパレル工場の現状
・工場に若手が入ってきているという変化
・職人がどんな技術を使って商品を作っているか
・どんな想いでものづくりをしているのか
・何にこだわって商品を作ったのか

など、背景にある想いやストーリーを、濃く伝え続ける必要があります。

■伝え続けるためには、スタッフの個を立たせる

そのためには、“伝え手”である我々の存在がとても大きい。
ファクトリエのスタッフひとりひとりが“伝え手”として、“想い”をどれだけ伝えられるか、そしてお客様に“聞きたい”と感じていただけるか、だと考えています。

それぞれの個を立たせ、“あの社員さんから話を聞きたい”と感じてもらえるかが重要です。

この“あの社員さんから聞きたい”“あの人から買いたい”になるために今年やったことをいくつかあげると、

1.社員紹介コンテンツ

社員を月に1回、ロングインタビューで取材。その社員がなぜファクトリエに入社したのか、洋服への想いは何なのか、モチベーションの源泉や大切にしていることは?などかなり深く掘り下げていきます。

▼参考:【社員紹介】Vol.7:中島 佑太 ~木こりのおじさんから始まったファッションの世界~
https://kyo-no-atelier.com/3723/

2.ライブ配信「ファクトリエ通信」
銀座店コンシェルジュの中島と高田が、毎週日曜日20時からFacebookライブ配信で、おすすめの着こなしや遠方で試着できない方向けにポイントなどをご紹介したり、アイテムのケア方法などもリアルにお伝え。

▼参考:【ファクトリエ通信 vol.14】
https://www.facebook.com/Factelier/videos/375497106590548/

3.社員全員による「語れるもの紹介」
ブログのような感覚ですが、ファクトリエのメッセージである「語れるもので日々を豊かに」に関連するような、それぞれの「語れるものやこと」について、顔を出して代わる代わる投稿しています。

▼参考:「今日のアトリエ」
https://kyo-no-atelier.com/

こういった個を出すことをやり続けることで、ネット通販であろうと店頭で接客したときと同じような、ぬくもりある購買体験をお客様にしていただくことができ、そして、我々にとっては“職人の想い”をしっかり届けられるのだと考えています。

熱狂的に愛されるブランドというのは、社員自身が自分たちに熱狂し、その熱の「余熱」がお客様に伝わることで初めてブランドとして愛されるものです。

この「余熱」を伝えられるのは、ほかならぬ社員ひとりひとり

だからこそ個を出し、「あなたから買いたい」と感じていただけるように、2019年も邁進していきたいと思います。

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