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仕事は私事。社員の趣味をメルマガにも生かす

先日の弊社ファクトリエのメルマガでこんな内容がありました。

パーカーの裏毛を超マクロレンズで徹底比較!

スマホの外付けレンズにはまっている社員が、3種類のパーカーの裏毛(内側の生地)をマクロレンズで撮影して、その違いを読者に伝えるというもの。

外付けレンズを侮っていた私は、このメルマガの写真を見た瞬間に感動しました・・・。
それがこちらです。

この生地は、和歌山県のニット工場「和田メリヤス」のパーカーです。

希少な「吊り編み機」でしか出せない風合いがマクロレンズで鮮明に映し出されています。

糸と糸の間には空間が空き、肉厚でふっくらとしながらも、もっちりとした柔らかさが伝わります。

こういう生地を編めるのは、文字通り天井から吊るされた編み機がゆっくり回りながら生地を編んでいくからこそ。

昔はほとんどのニットがこの吊り編み機で作られていましたが、大量生産には向かず、大量に素早く生地を編める機械が誕生すると、ほとんどの工場が吊り編み機を捨てて、最新機器へと移行しました。

しかし和田メリヤス社長・和田さんは「吊り編み機でしか出せない風合いがある」と、捨てられた吊り編み機のほとんどを集め、吊編み一本でものづくりを始めます。
その結果、今では日本では希少な存在に。

糸を引っ張ることなく負担をかけずに編むことができるため、肉厚で空気を含んだふっくらとした生地になります。

逆にこういった生地の接写と比較するのも面白かったです。

これは森下メリヤスの「超高密度ジップアップパーカー」です。

この工場は世界のラグジュアリーブランドからも多くの引き合いがあるのですが、それは常に新しい生地作りにチャレンジしているからこそ。

そんなチャレンジ精神の強い森下メリヤスで開発したパーカーは、商品名にも盛り込まれているように“超高密度”に織り上げられた生地が最大の魅力。

アップで撮影したこの生地のムチムチ感!

この商品のためだけに作られた生地は、ハリ感が非常に強く、糸も編み立てもみっちり、ぎゅうぎゅうに圧縮され、“これでもか!”というほど目を詰めた生地です。

誰も触ったことがない究極の密度を実現した生地によって、まるで“テーラードジャケット”のようなパーカーです。

ここまでスマホで撮影できてしまうと一眼レンズもうかうかしてられませんね。

この話で伝えたいことは、外付けレンズの面白さはもちろんながら、社員が力を入れていたり興味を持っている趣味を仕事に生かしたこと。

彼はとことん熱中してこの撮影に取り組んでいたそうです。

人生100年時代においてほとんどが仕事です。
その仕事をどのようにして過ごすのか。

彼のように私事として取り組むことで、仕事がぐんと楽しくなったはず。

仕事への向き合い方も考えさせられたメルマガでした。

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ファクトリエ代表。フランスへ留学しグッチ・パリ店で勤務したことがきっかけとなり起業の道を志す。2012年、ライフスタイルアクセント株式会社を設立。同年10月にメイドインジャパンの工場直結ファッションブランド「ファクトリエ」をスタート。年間訪れるモノづくりの現場は100を超える。
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