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「一人ではできないことをチームをつくって成し遂げて、その達成感・充実感を味わいたくはないかい?」

タイトルの質問が相手の仕事観を知る良いリトマス試験紙になると、前回のエントリに書いたところ、ちょっとした反応があった。

https://note.mu/toshimitsuhara/n/n13486dff7e71

タネ明かしすると、質問の回答を分類して仕事観を知ることができる。分類ごとにどのような対応を取るか工夫することにしている。

回答1.「私にはチームを与えられていない」「私は悪くない」といった回答をする人たち。そのような人たちには「無理しないで頑張ってね」とやさしく声を掛けてそれ以上の負荷をかけないようにする。彼ら彼女らに難題を渡せば、一人では解けないパズルを抱え続けることになってしまう。

回答2.「ぜひ試してみたいです」「チームに参加させてください」といった回答をする人たち。そのような人たちには、相性の良さそうな組織なりイベントなり書籍なりを紹介する。彼ら彼女らの知識・経験が増えて視野が広がれば、できることや行動も広がるだろう。

回答3.「今ちょうどチームを複数つくって達成感・充実感を味わっているところ」といった回答をする人たち。このような人たちともっと対話したいと思う。私がつくってきた団体なりチームなりと、彼ら彼女らがつくってきた団体やチームを比較しながら、相互に学ぶことで更なる達成感・充実感を味わいたい。

回答4.「昔はそう思って頑張っていた時期もあったよ」といった回答をする人もいる。そのような彼ら彼女らに対しては尊敬の念を抱きつつ、燃え尽きた要因を拝聴したい。そこに自分の未来があるかも知れないので。

回答5.上記のいずれにも当てはまらない回答をする人もいる(いてほしい)。そこに私の知らない世界がありそう。今の自分が燃え尽きる前に、新しい自分にシフトしたい。チームをつくって楽しむだけでない、かといってミクロな職人の世界でもマクロな政治経済の世界でもない世界がきっとあるんじゃないかと。そんな期待を捨てていないから、まだ見ぬあなたの答えが聞きたい。

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