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パワースポット寒川神社⛩疫病と民間信仰


緊急事態宣言も解除になり、少しずつ日常は戻ってくるようです。
涼しい朝を迎えて、昨日、思い立って、寒川神社に行ってきました。

寒川神社とは

相模國一之宮と称され、
全国唯一の八方除の守護神として約1600年の歴史を持つ神社です。
古くは朝廷をはじめ、源頼朝、武田信玄、徳川家代々、
さらには民間と幅広い信仰を受けてきました。

御祭神は
寒川比古命(さむかわひこのみこと)、
寒川比女命(さむかわひめのみこと)
二柱を祀り、寒川大明神と奉称しています。



八方除とは


地相、家相、方位、日柄に起因する全ての禍事、
災難を取り除き、家業繁栄・福徳円満をもたらす、
寒川大明神の全国唯一の御神徳です。大難は小難に、
小難は無難に、そして吉事は最大にしてくださいます。
進む先への恐れがなくなり、
心晴れやかに毎日を過ごせるようになります。

四方八方から身に降りかかる
全ての災厄から守ってくれる御利益のある神社は
全国でも寒川神社だけなのです。
ですから、全国から崇敬者が集まり、
八方除のご祈祷を受けています。

私は何も知らなかったので、
今回、とても勉強になりました。

寒川神社とレイライン


実はこの寒川神社は全国的に
とても有名なパワースポットだということがわかりました。
寒川神社の名前が全国に知られる理由は、
レイライン、御来光の道と呼ばれるものにあるのです。

ではレイライン・御来光の道とはなんでしょうか。

古代の遺跡群をつないでいくと、
なぜか一直線でつながれたり、
太陽の通り道上に並んでいたりする不思議な現象があり、
これを「レイライン」と言います。
古代にどうして太陽が通る道に
建物を建てられたのでしょうか。
とても不思議です。

さて、寒川神社の凄さを調べてみました。
太陽の動きに応じて、
秋分の日、春分の日、
冬至、夏至がある事はよく知られていますよね。

秋分の日、と春分の日は昼と夜の長さが同じです。
そして、夏至は日の出から日没の時間が一番長い日、
一方、冬至は日の出から日没の時間が一番短い日です。

この日を境に太陽の動きが変わる節目の日です。

エネルギーの節目のこの日に、
太陽は寒川神社の真上を通ります。

夏至の日没ライン上は

寒川神社→鶴岡八幡宮(鎌倉)→大山阿夫利神社(伊勢原・大山)

冬至の日没ライン上は

寒川神社→鷹取神社(大磯・鷹取山)


春分の日、秋分の日は
玉前神社(上総一之宮 千葉県・一宮町)
 ↓
寒川神社
 ↓
富士山本宮浅間大社(富士山頂)
 ↓
竹生島(チクブシマ)神社(長浜市)
 ↓
皇大神社(京都・福知山)
 ↓
大神山神社(鳥取・大山)
 ↓
出雲大社


本州の真ん中を横にと真っ直ぐ通るラインです。

冬至、夏至、秋分の日、春分の日に寒川神社に参拝すると、
太陽のパワーをより一層いただけるのも頷けます。

寒川神社のパワースポット


写真の渾天儀(こんてんぎ)をご覧ください。
これは天体の位置や星などを計測する器具です。


天文観測によって暦が作られ、
この暦によって日々の吉凶を占っていた時代には
この渾天儀によって、
国家の命運さえ判断する事のあったようです。

方位盤には東西南北の四正と、
北東、東南、南西、西北の四隅とで八方位が表されていて、
中央には九星、十干十二支、八方には易の八卦が配当されています。
龍は天空を支えるという故事から、
渾天儀の四隅に龍神が配置されています。


疫病と民間信仰




9月17日から11月14日の日程で特設会場で
開催されている寒川神社企画展
「疫病と民間信仰」はとても興味深いものでした。

「疫病鎮静の祈り」
新型コロナウィルスによる感染症が、私たちの生活にこれほど影響を与えると、どれだけの人が予想していたでしょうか。これまでに経験した事のない困難に戸惑うばかりです。
 しかし、長い日本の歴史を振り返ると、人と疫病との関わりは今以上に身近な問題であった事がわかります。人々は先の見えない状況の中で、疫病の鎮静の祈りを神々に捧げてきたのです。
 その先人たちの祈りの姿は、様々な形で現在に伝わっています。このような時だからこそ、私たちは先人の「祈り」に耳を傾け、心を一つに祈りを捧げましょう。

「疫神」を祀る 〜信仰と祭り〜
神は疫病を鎮めてくださる存在である一方、疫病を流行らせるのもまた、神であると考えられていました。病気を流行らせる神は「疫神」と呼ばれ、人々は疫病を鎮めるために「疫神」を畏れ祀り、時には祓いやることで疫病の流行を防ごうとしたのです。

●疱瘡神
もっとも恐れられていた疱瘡(天然痘)にかからないよう、かかっても軽く済むように、神様を祀りました。

●祇園祭
八坂神社の祇園祭の本質は防疫をねがう人々の切実な祈りでした。

●大祓の茅の輪くぐり
多くの神社では6月と12月に「大祓」が行われ、「茅の輪くぐり」という茅で作った大きな輪をくぐる行事が行われます。
この輪をくぐると、流行する病にもかからず、無事に過ごすことができると言われ、これは「備後國風土記」に記されている蘇民将来(そみんしょうらい)の逸話に関わりが深いとされています。

武塔神(速須佐雄能神)が旅の途中に日が暮れてしまい、宿を求めたところ、蘇民将来は貧しいながらも精一杯もてなします。
そのお礼に家族に茅で編んだ輪を腰につけるように伝え、今後疫病が流行った時にも、その茅の輪をつけていれば、家族労等
子孫の証をして疫病から逃れることができると言われ、その通りになりました。大祓でくぐる大きな茅の輪はこの由緒に基づいています。

このほかにも、病を祓う祭りは私たちの身近にたくさんあります。
節分の豆まき、ひな祭りや端午の節句など、病を防ぎ、健やかな日々の生活を願う祈りが
込められています。 (寒川神社リーフレットより抜粋)



コロナ禍の中で祈ることの大切さを感じました。
緊急事態宣言解除したことで、
行動の自由を取り戻したかのように見えますが、
ウイルスが消えたわけではありません。
心や行動を整えるためにも、 
感謝と祈りを捧げる事を忘れてはいけないと思いました。

企画展は無料で、しかも、写真撮影もOKでした。
心のこもった企画展だと思いました。

境内を歩けば






お隣にある宮山神社


寒川神社の脇道にある宮川神社も見逃せません。
白豆腐をお供えすると母乳に恵まれるというご利益もあります。



寒川神社へのアクセス




電車でのアクセス

JR相模線
寒川駅ではありません。
宮山駅下車より徒歩5分です。



JR相模線は単線です。
しかも、
1時間に2~4本程度です。
気をつけてくださいね。


JR相模線への乗り換えは
JR茅ヶ崎駅
相鉄線・小田急線 海老名駅です。


車でのアクセス
●東名高速厚木ICから県道46号を寒川大橋方面へ約20分
●圏央道寒川北ICから出口右折→中里交差点からすぐ
駐車場400台

最後までお読みくださり、ありがとうございました。
どうぞお健やかにお過ごしになられますよう
お祈りします。


#寒川神社   #八方除
#レイライン

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