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芸能界を目指すとちこのお話⑥ 【家族の理解】

【前回までのあらすじ】

読者モデルの体験を経て、本格的に芸能界への道を目指すようになったとちこ。
さて、どこからはじめようか!?


まず、とちこが行ったことは両親への説得でした。
高校・大学と私立に通い、それなりにお金も使わせてきたわけで・・・
大学を卒業して、就職して、親孝行して・・・という道ではなく、この先どうなるか分からない芸能界へ進むと言ったら、両親はどんな顔をするだろう・・・。

とちこの両親は、それはそれはとちこを大切に育ててくれて、愛情たっぷりの家庭です。
とちこはお父ちゃんもお母ちゃんも大好きです。
だから強硬策には出たくなくて、理解してもらいたかったのです。

これから芸能界を目指す方へ、これだけは伝えたいです。

親は必ず説得した方がいい!!

芸能界を目指す道のりは、辛いことがたくさんあります。苦しいこともたくさんあります。不条理なこと、意味不明なこと、たくさんあります。

そんな中で落ち込んだり、気力を失ったとき、味方になってくれる人がいるのといないのでは、全然違います。

便宜上「親」という言葉を使いましたが、血縁関係の父・母でなくてもいいと思います。

無償であなたの味方になってくれる人。
そんな人がそばにいるのなら、必ず理解してもらってから芸能界へ進んでください。

ちなみにとちこの家庭は、お堅い公務員の父と現実主義派の母。
「芸能界へ進む」なんて言ったら、きっとびっくりする。
いつ切り出そうか、どうやって言おうか・・・悩みに悩んだ結果、最初に母に話をすることにしました。

「ねーねー、就活のことなんだけど・・・」
お母ちゃんが振り返った瞬間、考えていたセリフは飛び、頭が真っ白になりました。

「就職するの辞めて、芸能界入りたい」

回りくどい言い回しは辞めて、ストレートに勝負することにしたとちこ。

「言うと思った」

そこからはスムーズだった。
母「お父ちゃーん。とちこ芸能界入りたいって~」
父「ほぉ~。頑張るんやぞ~。」

あれ・・・?あんなに悩んだのに、割とスムーズ・・・。
とちこ「え・・・?いいの?」

父母「その代わりちゃんと頑張るんだよ~」

ありがたい。頑張らなきゃ。
お父ちゃんとお母ちゃんを味方につけた瞬間、やる気がさらにみなぎった。

大好きな両親へ自分の想いを口にした瞬間、夢が決意に変わった。

その後、とちこは有名になることは出来ず、芸能界を去るといった結果になってしまったのですが(汗)、この時のお父ちゃんとお母ちゃんの顔は芸能界にいる間ずっと支えになっていました。

さぁ、本格始動!
まずはプロダクションを探そう!!!

つづく🐑

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