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中西敏貴 × GOTO AKI 写真を語る vol.11

中西 前回、前々回とお互いの心のうちを深掘りする内容になったので、今回はカメラの話にしようかと思います。まあ、宣伝のようになってしまうけれど、気に入っている機材のことは自慢したいものね。きっとみなさんも聞きたいであろう「R5」の話を勝手にしてしまいましょう。

AKI 待ってたよね、このカメラ。僕はキヤノンを使い始めて17年になるのだけど、ここまで気持ちが盛り上がったカメラはあんまり記憶がないな。レビューとか、スペックの話が多いけど、ぼくは手から伝わってくる直感的なところで、「きた!」って思ったよ。中西さんの第一印象はどうでした?

中西 僕はカメラは道具だと割り切っているタイプで、カメラが好きなんじゃなく写真が好きな方。そんな僕でも、官能的に「めっちゃいい!」と感じたのは正直な感想だよね。手にした時の流れるような指の動きといい、シャッターを重ねた時のフィーリングといい、こんな感覚はいつ以来だろうね。スペックはもちろんすごいのだけど、そんなことを忘れてしまうくらい直感でいいと思えるカメラが登場したという感じ。

AKI そうそう。僕も写真と旅が好きで、カメラは道具なんだけど、感覚的に合うかどうかというのがとても大事ですね。今回とても嬉しかったのが、中西さんや僕らが、メーカーさんに「こうなったらいいな〜」とお伝えした要望がかなり反映されていたことかな。親指の動き、ボタンや端子の位置など、ドンピシャだよね。

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写真家としても友人としても親交の深い二人が、写真にかかわる様々なことを語り合う、対談方式のnoteです。毎回トピックを決めて、それについて…

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