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コロナの中の誕生日

緊急事態宣言が継続された北海道より。

確か以前にもnoteで書いたけれど、今年2020年は僕にとって非常に大切な年だった。いや正確にはまだ終わっていないから、過去形はおかしいかな。こうして40代最後の年を迎え、年末にむけて全速力するつもりであらゆる準備をしていた。ところが、、、である。

こればかりはクヨクヨしても仕方がない。この時間はきっと神様が自分にくれた大切な時間なんだと切り替えて、今また歩み始めている。プロになって8年目となる今年が自分にとっても大きな転機になることは間違いない。それはコロナがあろうとなかろうと、僕の進むべき道はすでに決まっていたから。

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そんな今日も、僕は淡々と写真を撮っていた。いつも通り3時に起き、まだ暗いうちから家を出る。これは最早、仕事だからということではない。無意識に息をするように撮る。もう体がそうなってしまっているようだ。誕生日だからといって特別なことなんてない。寝静まる家族を起こさないようにそっと支度をして、撮影に出る。ただそれだけのことだ。昨日撮影したデータの現像をし、疲れたら庭の草を刈り、薪を積む。ホームにステイしなければできないことが山積みなのが田舎なので、想像以上に忙しい。本も読みたいし、映画も見たい。そして写真集の仮編集も進めなくちゃならない。

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そうこうしているとブラウマンから電話が鳴った。ビートの植え付けをしているということで、僕は撮影に向かった。どこまでも続く広大な畑をこうして歩きながら作業している姿を見ていると、コロナの影響であたふたしている場合じゃないと勇気付けられるのだ。そして、農家さんに教えてもらったタラノメの群生地へと向かい、春の味覚をいただく。なんて贅沢な誕生日だろうか。

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丘の桜はもう終盤戦。いよいよ新緑が弾ける季節だ。ここから美瑛は一気に夏へとギアを上げる。撮影も忙しくなるだろう。そして、40代のうちにやらなきゃならないことが山積みだ。のんびりと昼寝もできない。

さて、noteでサークルを初めて2ヶ月以上たった。最新作の公開や僕が普段考えている思考を語る場としてオープンして以来、すでに90名近い人に登録してもらっている。40代最後の1年を突っ走るため、今後はさらにサークル内の記事の充実を進めていこうと思う。こちらの公開noteやSNSでは、お知らせなどを中心にしていく当初の予定をさらに推し進めていくつもり。なぜそんなことをするのか?それは、僕にとってのこの1年が本当に重要な年だから。その大切な時間に僕が何を考え、どう行動するのかを、しっかりと共有して見届けてほしい。そう思うのです。

今後はサークルに登録してくれた方とオンラインで繋がり、なにか面白いことをやっていこうと考えています。フォトレビューなんてのもいいかもしれないし、僕の進める企画を一緒に考えてくれる人がいてくれてもいい。サークルはそういう場所であってほしいな。有料ですから無理にとは言いません。これから1年先の中西敏貴の人生を一緒に作ってくれる方は、ぜひ参加してみてください。


いつも応援ありがとうございます。いただいたサポートは、写真家中西敏貴のさらなる飛躍のため、取材費として使わせていただき、その成果をかならずやフィードバックさせていただきます。ご協力をお願いします。