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日本で最も遅い桜が咲いた

写真家中西敏貴のフィールドノート#01

■最後の桜咲く

北海道といえども下界は初夏の陽気。でも、この時期になってやっと咲く、おそらく日本で最も遅い桜がある。その野性味溢れる風情は、ソメイヨシノのそれとは異なるけれど、山中にひっそりと咲くその姿は健気で美しいものだ。もちろん、周りは森なので、虫との戦いは強いられるのだけれど。。。

僕が北海道に移住してまず感動したのは、桜の多さ。僕の住んでいる美瑛近郊ではエゾヤマザクラが中心で、それがあちらこちらの斜面で咲いている。桜のピークに美瑛を訪れると、きっとその春爛漫な様子に感動するはずだ。南の国で2月ごろ咲いた桜がここ北海道で終焉を迎えるのが、6月下旬。4ヶ月近くもかけて、日本列島を北上していくなんて、なんて夢のような話なんだろう。そして、日本は本当に南北に長い国なんだと改めて実感する。

■サポートのお礼

さて、僕のnoteにたくさんのフォローをいただきました。
さらには、多くのサポートもいただき、本当に嬉しく思います。僕の写真に勇気付けられた、というメッセージまでいただきました。嗚呼、こうして発信するという行為をやめないでよかった。心からそう思います。

SNSが発達し、世の中が便利になった反面、軋轢も生まれるようになりました。今僕が取り組んでいる、美瑛農家のクラウドファンディングも、そんな問題を解消したいとの思いから始めたものです。実は昨晩も、今回のプロジェクトメンバーと激論を繰り広げていました。

インスタ映えのために美瑛の農業があるんじゃない。ここには農家の暮らしがあるだけだ。これからの美瑛観光を根本からシフトできるようなムーブメントを、今回のプロジェクトで作り出していけたらなと思っています。

クラウドファンディングは明日までです。URLはこちらから

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