#45 サラリーマン、ミキシングの準備をする
はじめに
こんにちは。マツムラと申します。
このnoteは、サラリーマンが作曲活動を始めていく備忘録・軌跡を書き綴っていきます。
今回からミキシングの実践編です。準備をしていきましょう。
↓↓ 前回 ↓↓
ミキシングについて学んできたこと
今まで主に以下の3つのことを学んできました。
・音の配置:記事#32~
・コンプレッサー:記事#39~
・空間系エフェクト:記事#42~
ひとまずこれらをキチンとできれば、それなりの音源にはなるでしょう。
順番としては上から順番にやっていくのが良いみたいです。
ミキシングの準備
今回のミキシングの対象は以下マガジンで作ったコピー曲になります。
前節の内容に取り組む前に、プロジェクトをミキシングしやすいように整理しましょう。
以下は現在のプロジェクト画面を写したものです。
どうです?アイコンでなんとなく各パートはわかるものの、
シンセの部分とかはグッチャグチャでどれが何やらわからないって感じになってますよね。作った僕自身も久々に開いたら、諸々思い出すのに時間がかかりました。
こんな状態でミキシングを行えば、エフェクトのかけ漏れや作業の猥雑化が目に見えてます。なので準備をしましょう。
具体的な準備内容は以下です。
① トラック名をつける
ミックス時に分かりやすいように、トラック名をつけます。
以下のように名前部分をダブルクリックすれば簡単に変更できます。
② トラックに色をつける
どのパートがどこにあるかわかりやすいように、トラックに色をつけます。
Logicでは以下手順で色付けしていきます。
↓
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③ トラックを並べ替える
ミックスの作業がしやすいように、トラックの順番を変更します。
Logicでは各トラックをドラッグアンドドロップで順番を変えられます。
自分は一番上はボーカル、一番下はドラムって感じにしてます。
④ トラックをグループ化する
グループ化しておいたほうがよいトラックは、グループ化します。
Logicでは以下手順です。
↓
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フォルダスタックとサミングスタッフですが、サミングの方ができることが多いのでこちらを選びましょう。
⑤ バス・トラックをつくる
バス(BUS)についてはまだ説明していませんでしたね。
BUSは音声信号を送って鳴らすことができる送り先のことを指します。
もっと簡単に言ってしまうとグループ化みたいなものです。
例えばスネアでは、HeadとBottomの2種類の音源が鳴っていますが、
実際鳴らす時は一つのBUSに音声信号が送り込まれ音を鳴らしています。
BUSの主な用途はエフェクトの共有です。
リバーブ等は鳴る空間の広さを合わせるためにエフェクトを共有することが
多いので、BUSを使います。
各トラックに一個一個リバーブをかけるのは面倒ですしCPU負荷も高いです。
具体的なバストラックの作り方については一回整理して他記事でまとめます。
てな感じで諸々整理したプロジェクト画面が以下です。
どうでしょう。
大分整理されてどこに何があるのかわかりやすくなったと思います。
(彩色センスは無いですが)
長くなってきたのでひとまず今日はここまで。
さいごに
今日はミキシングの準備編でした。
必須の作業ではないのですが、作業の効率化やミスの削減において重要でした。
次回は説明漏れていたBUSの部分について説明したいと思います。
準備編の続きもやるかも。
ここまで見ていただきありがとうございました。
サポートいただけると泣いて喜びます。いただいたサポートは今後の音楽活動に当てていこうかと思っています。