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なぜShopifyは美しいのか

Eコマースで世界No1を誇るカナダ発のShopifyは、5年で時価総額を20倍以上、2019年だけで見ても3倍近く上昇させており、株価上昇率をみても絶好調な企業といえます。私はShopifyがいろんな側面で美しく、クールであり、かっこいいと感じていて、大好きな企業のひとつでもあるので、ぜひそれを皆さんに知ってもらってShopifyでのECサイト運営に挑戦してもらいたいと思い、noteを書いてます。単なる趣味です。



第1章 美しいと思う理由


第1章ではShopifyが美しいと思う理由について、以下の3つの視点で述べていきます。

①アマゾンとは根本的に違う哲学
②Shopifyを感じさせない奥ゆかしさ
③コミュニティが素晴らしい


①アマゾンとは根本的に違う哲学

私がShopifyが美しいと思う1つ目の理由として、アマゾンとは全く逆をいくビジネスモデルが素晴らしいと思うからです。

Amazonの場合、消費者は「Amazonのアプリやサイト」で商品を検索し、同じ「Amazonのカート」に購入物を入れ、「Amazonの箱」に入った製品を受け取ります。この一連の購買プロセスに消費者とサプライヤーとの接点はなく、すべてAmazonが介在して全てを支配する仕組みとなっています。
一方でShopifyの場合、サプライヤー自身が自力で広告し、購入に結び付け、商品を届けるまで責任をもって実行する必要があるものの、サプライヤーは消費者に対して直接つながることができ、Shopifyはバックで全面的にサポートする仕組みです。

自力でショップや製品をアピールしていく必要があるShopifyでは、失敗するショップも多く、解約率も高い傾向にありますが、独自の美学をもった個性あるブランドや小規模なブランドを支えるのに適したShopifyは、プラットフォーム企業としての美しさを持っていると私は感じています。

最近ではあらゆる領域でGAFAが支配を拡大する世の中で、それに対して嫌悪感を抱く人は少なくありません。そんな中、ある意味健全なプラットフォーム企業として非GAFA派の後押しを受け、Shopifyが大躍進を遂げるかもしれません。


②Shopifyを感じさせないことが最大の魅力

私がShopifyが美しいと思う2つ目の理由として、サービスを利用している際にShopifyを感じさせないからです。Shopifyを導入している店舗を利用すれば分かると思いますが、サイトを利用する際、消費者はShopifyをほとんど感じないことでしょう。それこそがShopifyの最大の魅力であり、最大の特徴であると言えます。例えるならば、感情をあまり表に出さない日本人のような感じです。

完全食フードを展開するBASE FOODの商品をAmazonとShopifyのページで比較してみると、

<Amazon>

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<Shopify>

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<Amazon>ではアマゾン色が全面に出ているのに対して、<Shopify>ではShopify色が全くなく、BASE FOODの世界観が全面ににじみ出ているのが分かるかと思います。

上記の例から分かるようにShopifyを導入している事業者は自分らしい顔をサイトに持たせることができます。

そのため世界観を武器にダイレクトに消費者へアプローチして販売するD2Cブランド個人発の小規模なブランドにとってShopifyは都合がいいのです。


③コミュニティが素晴らしい

私がShopifyが美しいと思う3つ目の理由として、Shopifyのコミュニティが素晴らしいからです。

まず初めにオープンなコミュニティ制度があります。コミュニティ制度とはサイトを運営する上で困ったことに対して様々な人の意見をきくことができる場所のことです。つまり同じ志を持った人たちとつながるコミュニティであるとともに、Shopifyでの成功を導く助けをするコミュニティでもあります。例えば、アプリ導入やテーマなどに関する技術的な質問をすることができるのです。

また2つ目にパートナー制度があります。それはストアを運営する事業者が抱える悩みや課題の解決を後押しするサポートプログラムで、主にウェブサイトの制作から、デザイン、マーケティング、広告運用、SNS連携、アプリ開発、コンサルティングなどのエキスパートの力を借りることができるのです。Shopifyが築き上げてきたパートナーエコシステムは全世界に広がり、Shopifyとパートナーで「一緒に作り上げていく」という流れが大きなムーブメントを巻き起こしているです。

最後に3つ目としてデベロッパー向けエコシステムがあります。Shopifyを使用する上でアプリが必要不可欠だと思いますが、Shopifyには様々なアプリを導入することができます。そういったアプリの多くはShopify自身が開発しているのではなく、フリーのエンジニアであったり、パートナー企業が日々開発しているのです。そしてユーザーがアプリを使用することで発生する利益の多くをそういった開発者に還元しているのです。だからこそ日々面白いアプリが世界のどこかで誕生しているのです。

以上のように、サイトを運営する事業者、ビジネスの成功をサポートする第三者、そしてShopify自身が一緒になって成長していく素敵なエコシステムが形成させているのです。

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第1章のまとめ 

①アマゾンとは根本的に違う哲学...Shopifyは個性あるブランドを支え成長させるというプラットフォーマーとしての美しさをもつ

②Shopifyを感じさせない奥ゆかしさ...消費者にとってECサイト上でShopifyだとは分からないという企業としての奥ゆかしさをもつ

③コミュニティが素晴らしい...Shopifyにかかわるすべてのひとがハッピーになれるサステイナブルなエコシステムを形成している



第2章 Shopifyの特徴


第2章ではShopifyの特徴について簡単に述べていきます。

<特徴>
①サブスクリプション+アドオンのSaaSモデル
②グローバルで通用する越境EC
③実はAmazon/楽天とも連携
④ハイクオリティなデザインテンプレートが豊富


①サブスクリプション+アドオンのSaaSモデル

Shopifyの課金モデルとして、ベーシックなプランが月額29ドル、また付加的な機能は79ドルまたは299ドルのプランの3パターンからなるサブスクリプションモデルとなっています。
※厳密にいうともう少しパターンあります

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またShopifyにはアドオン(add-on)と呼ばれるサードパーティ(第三者)が開発したアプリケーションがたくさんあり、オンラインストアを運営するうえで、足りない機能を拡張して、自社の要件に近づくようにカスタマイズできるのです。そして現在、無料・有料含めお2000を超えるアドオンが提供されていて、有料アプリについては買い切り型のものや月額制のものがあります。


そのため基本的なサブスクリプションプランに加入した上で必要に応じてアドオンを追加していき、その合計がECサイトのコストになります。


②グローバルで通用する越境EC

Shopifyは、世界175ヵ国・60万のECショップ作成に利用されている世界No.1のECプラットフォームだからこそ、グルーバルでECを展開する際に必要な機能が揃っているという点が特徴です。言語、決済、配送という越境ECのボトルネックとなりやすい点について、簡単に対応できるアプリが揃っており、世界のさまざまな国・地域で商品を販売することが可能となります。

(羊羹であまりに有名なとらやのグローバルサイト)


③実はAmazon/楽天とも連携

Shopifyはアマゾンキラーなどと言われることが多いですが、実はAmazon/楽天とは連携していて、互いに弱点を補いあっているのです。

Amazonで商品展開しているブランドがさらにオンラインでのチャネルを増やしてブランド価値を向上させるためにShopifyはサポートしているのです。例えば、Amazon販売チャネルを使用して、AmazonとShopifyの両方で商品や注文を追跡することができたり、Amazonの商品一覧を管理したりすることができます。

また楽天とも連携しています。ShopifyでECを運営している事業者は、楽天市場を新たな販売チャネルとして加えることが可能となっています。

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以下、記事よりイメージ画像引用
https://www.watch.impress.co.jp/docs/news/1245447.html


④ハイクオリティなデザインのテンプレートが豊富

Shopifyは他のECサービス企業と比べてもテーマのデザインテンプレートが豊富で、かつカスタマイズが簡単です。また無料でもかなりクオリティが高く、普通にかっこいいものがいくつもあります。

個人的に無料で好きなテーマデザインは下記の「Minimal」です。

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(上記デザインを使ったマイアミにあるLeicaStoreの例)

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このように安価でもかなりクオリティの高いサイトを作ることができるのがShopifyなのです。


※国内大手BASEとの違いはこちらのサイトが詳しそうだったので参考までにリンクを貼っておきます。


第3章 クールなサイト事例


第3章ではShopifyを活用した店舗の中で、個人的にサイトが好きなブランドをいくつか紹介したいと思います。


①kurasu Kyoto

まず一つ目の紹介は京都をベースとしているコーヒーショップの「Kurasu Kyoto」です。

私は去年まで京都で大学生をしており、京都に4年間住んでいたため、京都駅からすぐでオムロン本社のすぐ裏にあるカフェ「Kurasu kyoto」は何度も足を運んだ思い入れのあるカフェです。

そんな「Kurasu Kyoto」のECサイトがShopifyを活用しており、しかもかなりオシャレでした。

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今、世の中がこんな状況なのもあり、家でコーヒーを飲む機会も多いと思います。ぜひ一度ECサイトを覗いてみてはいかがでしょうか。


②objcts.io

次に紹介するのは、私が愛用して使用しているバックブランドの「objcts.io」です。とにかくサイトがクールでかっこいいです。

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もちろん商品もめちゃめちゃかっこいいので、ぜひサイトを覗いてみてください。


③ReLi STORE

最後に紹介するのは「ReLi STORE」です。こちらは私が好きというよりはサイトとしてとても参考になると感じたので紹介します。

コーディネートの写真がたくさんあったり、動画が埋め込まれていてとても見やすかったりと勉強になる点がたくさんあるので、ぜひすでにShopifyを運営している店舗などは参考にしてみてはいかがでしょうか。


第4章 SNSとの関係性


2020年になった今日、SNSというのはマーケティング手段として無くてはならない存在となっております。そこで、第4章ではShopifyと代表的なSNSとの関係性について述べていきます。

①Instagram編
②note編
③LINE編


①Instagram編

Instagramは毎日、何億人もの人たちが利用していて、ブランドやインフルエンサーたちが消費者との関係性を深めるうえで、すばらしい空間を提供してくれています。そしてインスタはECサイトを運営する上でもはや欠かすことのできない大事な要素の一つとなっております。Shopifyはそんなインスタとても相性がよいのです。

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具体的にあげるとインスタの投稿記事やストーリーズにShopifyの商品をタグ付けすることができ、商品の認知から購入までをシームレスに繋げられます。

私は物販経験がありますが、これは想像以上に効果があり、ぜひ試してもらいたいなと思います。こんなことができるのもShopifyだからこそと言えます。


②note編

今、私が書いている媒体がnoteなので、noteとshopifyとの関係性について紹介しておきます。noteには「note for shopping」という機能があり、ECサイトの商品URLをnoteの記事に埋め込むと、店舗名、商品名、価格などが表示された商品カードが表示されるようになります。そしてShopifyは「note for shopping」に参画しています。

(詳しくはこちらの記事参照)


③LINE

現状、LINEを通じてShopify上の商品を購入する場合、サイトの商品ページへ遷移してから購入する必要があります。
しかし、「Kisuke」というアプリを導入することでShopify上で販売している商品を、各店舗のLINE公式アカウントのトーク上で直接購入することが可能となってしまうのです。

(↓は上記記事より引用させていただいたイメージ図)

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またAIが自動的に適切な顧客にメッセージを送付して、テンションマーケティングを実現してくれる「nununi mail」というアプリもあります。


以上のように、Shopifyは各SNSとも連携しており、今後もますます拡大していくと思われます。

※Youtubeとの関係性についても触れようかと思いましたが、かなりボリューミーになりそうなのでまたの機会に(笑)


第5章 物販だけじゃない真の活用方法


Shopifyは単なる物販用のECサイトだけではありません。アイデア次第では無限の活用方法があります。第5章では物販以外でどんな活用方法があるのかについていくつか説明したいと思います。


①サービスの予約

マッサージ、レストラン、ホテルなどの予約サービスとしてShopifyを活用することができます。またアプリを活用することで、ストアのカレンダーと連動したリアルタイムな情報をもとに、消費者が希望の時刻に予約を入れることが可能になります。そしてグーグルカレンダーとも連動させることができ、確認メールが自分と消費者の両者に自動で送る機能もつけることができます。

②教育商材

デジタルと相性のいい教育商材を販売することができます。自分にしかない専門分野であったり、得意分野があるひとはそれを武器にデジタルな教育商材を販売してみてはどうだろうか。もし既にブログやYouTubeといった無料商材が存在するなら、ただの教育商材ではなく、「購入した人を変化させるまでフォローする教育商材」として添削やコンサル、相談なども含めて売り出してみたら面白いかもしれません。

③デジタルコンテンツ

今は、写真や動画、音楽、アート作品、絵、イラストなどの手に取れないデジタルなコンテンツを販売できる時代です。最近だと例えば、iPhoneのロック画面のアートデザインであったり、その人オリジナルなSNS用のトップ画像であったり、Youtubeのオープニング映像などを販売している方を見かけたことがあります。

④ワークショップやイベント

Airbnbなどで体験を売っている方も多いかと思いますが、自分だけのサイトで体験やイベント、ワークショップなどを販売してみてはいかがでしょうか。すでにワークショップなどを実施している陶芸教室の方であったり、ヨガの先生などは、Shopifyでサイトをかっこよくリニューアルしてもいいかもしれません。

このようにアイデア次第でShopifyにはいろいろな活用方法があると思います。特にデジタル商品はわずかなリスクで始められます。ぜひ自身のクリエイティブを武器にShopifyでECをはじめてみてはいかがでしょうか。


以上、Shopifyのまとめでした。


Shopifyを利用したくなったら、こちらからどうぞ


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みなさんつらい日々が続きますが、頑張って乗り越えましょう

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外資系企業新卒2年目 / 【創作と小売】マガジン / 学生時代にアパレルブランド創業 | 関心領域はD2C・DX・ニューリテール・Fashion・X-Pro2など / Twitter→ https://twitter.com/tsksm1231

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