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成瀬巳喜男の世界

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成瀬巳喜男監督作品レビューをまとめました。
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2024年3月20日&4月17日。成瀬巳喜男監督の1930年代、P.C.L. 東宝作品15タイトルが連…

成瀬巳喜男監督の戦前作品がDVDに!1935(昭和10)年、松竹からP.C.L.へ移籍。P.C.L.での第1…

2023年9月20日 山中貞雄『人情紙風船』 溝口健二『西鶴一代女』 成瀬巳喜男『浮雲』…

山中貞雄の遺作となった時代劇の名編『人情紙風船』。井原西鶴の浮世草子「好色一代女」を脚色…

『ひき逃げ』(1966年4月16日・東宝・成瀬巳喜男)

 成瀬巳喜男監督研究。『女の中にいる他人』(1966年1月25日)の三ヶ月後の公開。前作はエド…

成瀬巳喜男作品連続リリース 2023年7月

2023年6月21日、7月19日。東宝DVD名作セレクションから成瀬巳喜男作品が連続リリースされます…

成瀬巳喜男作品連続リリース 2023年6月

2023年6月21日、7月19日。東宝DVD名作セレクションから成瀬巳喜男作品が連続リリースされます…

『腰辯頑張れ』(1931年8月8日・松竹蒲田・成瀬巳喜男)

現存する最古の成瀬作品 成瀬巳喜男のサイレント『腰辯頑張れ』(1931年8月8日・松竹蒲田)は…

『君と別れて』(1933年4月1日・松竹蒲田・成瀬巳喜男)

 成瀬巳喜男のサイレント『君と別れて』(1933年4月1日・松竹蒲田)をスクリーン投影。大森の三業地「大森新地」を舞台に、芸者稼業に身をやつしながら、息子・義雄(磯野秋雄)を女手一人で育ててきた菊江(吉川満子)。義雄だけが生きがいの菊江だが、息子は母が水商売をしていることに反撥して、学校をサボり与太者の仲間に。  そんな菊江を母のように慕い、義雄を兄のように想っている若い芸者・照菊(水久保澄子)も、義雄のことを心から心配している。照菊は、東京からほど近い漁村の貧しい一家の長

『限りなき鋪道』(1934年4月26日・松竹蒲田・成瀬巳喜男)

成瀬巳喜男のサイレント『限りなき鋪道』(1934年4月26日・松竹蒲田)をエリック・サティをBGM…

『化粧雪』(1940年2月14日・東宝東京・石田民三)

 『化粧雪』(1940年2月14日・東宝東京・石田民三)は、成瀬巳喜男がオリジナル作品として準…

『まごころ』(1939年8月10日・東宝・成瀬巳喜男)

 成瀬巳喜男監督研究。山梨県甲府市を舞台にした、二人の少女の一夏を描いた『まごころ』(19…

『旅役者』(1940年12月8日・東宝・成瀬巳喜男)

成瀬巳喜男監督研究。久しぶりに『旅役者』(1940年12月8日・東宝)をスクリーン投影。「芸道…

『サーカス五人組』(1935年10月1日・P.C.L.・成瀬巳喜男)

成瀬巳喜男監督研究。1935(昭和10)年3月、P.C.L.に移籍して『乙女ごころ三人姉妹』(3月1日…

『妻よ薔薇のやうに』(1935年8月15日・P.C.L.・成瀬巳喜男)

 成瀬巳喜男監督研究。昭和10(1935)年、松竹大船からP.C.L.映画製作所に移籍してきた成瀬と…

『乙女ごころ三人姉妹』(1935年3月1日・P.C.L.・成瀬巳喜男)

 成瀬巳喜男監督研究。P.C.L.移籍第1作『乙女ごころ三人姉妹』(1935年3月1日・P.C.L.)を久しぶりにスクリーン投影。この映画は、のちの成瀬映画のエッセンスの源泉でもあり、戦前の浅草風俗を捉えた記録映像としても重要な作品となっている。 川端康成原作「浅草の姉妹」 川端康成の原作「浅草の姉妹」は、昭和7(1932)年、「サンデー毎日」臨時増刊新作大衆文学11月10日号に掲載され、この映画の前年、昭和9(1934)年に刊行された「抒情歌」(竹村書房)に収録された。