『ハモニカ小僧』(1940年7月10日・東宝映画京都・齋藤寅次郎)
齋藤寅次郎監督研究。『ハモニカ小僧』(1940年7月10日・東宝・齋藤寅次郎)久しぶりにスクリーン投影。「あきれたぼういず」が、新興キネマ芸能部にひき抜かれて空中分解したのが、1939年春のこと。吉本興業では、残留をしてくれたリーダー川田義雄のために、主演映画『東京ブルース』(1939年)を企画。その好評を受けて、再び齋藤寅次郎監督によるアチャラカ音楽喜劇『ハモニカ小僧』を企画した。前作はヒット曲をフィーチャーした歌謡映画だったが、今回は、浪曲ジャズで一世を風靡した川田義雄の