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16日目①:ボルドー在住の日本人ワイン醸造家:内田修氏との出会い

今日からボルドーエリアに入ります。監査法人の同僚N氏が、ボルドー訪問時に出会ったガイドの方が、ボルドーでワイン醸造をしている日本人で、「ただものじゃない!」というオーラを持った方を紹介してくれました。

その方が、ボルドーでワイン醸造をしている内田修氏。

紹介をいただいて、プライベートツアーを一日、メドックマラソン前日のUCHIDAツアー参加での一日、そしてメドックマラソン当日で一日と、合計3日間にわたってご一緒させていただきました。

内田氏は、日本で高校卒業後にボルドーのワイナリーにホームステイし、そこで無農薬ワインと出会ったようです。その後、フランス大学入学要件であるバカロレアを取得し、ワイナリー運営・栽培醸造技術者資格も取得。

そして、ボルドー第2大学醸造学部を卒業し、日本で日本ストアーサービス(株)・エスポアグループ 本部に4年間勤務後、2010年からフランスでオリジナルワインを醸造しています。

ワインの味はブドウ栽培でほぼ決まるという信念を持ち、収穫の手摘み・除梗、そして醸造・・・とすべてにおいて繊細な作業が要求されるワイン製造において、感性豊かで繊細な日本人が、ワイン伝統の地で伝統を大事にしつつ、最高のワインを作りたいという「メイド・バイ・ジャパニーズ」をモットーにご活躍されている強い信念をお持ちの方でした。

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プライベートツアーの終盤で、ご自身の経営するドメーヌUCHIDAにも連れて行ってくださり、なんとグラスもご用意いただいていてティスティングまでさせていただくことに。2018の樽出しワインを試飲させていただいたのですが、勝手なイメージだと若めの樽出しのボルドーというと、まだまだ熟成しきっておらず、非常に濃い紫色でイガイガした感じをイメージしていたのですが、内田氏のワインはすでに、まろやかで非常に美味しい。これが「メイド・バイ・ジャパニーズのなせる技」のようです!

そもそも、ボルドーというと非常に濃いイメージがありますが、もともは、イギリスとの貿易が栄えてボルドー・ワインが繁栄し始めたことは、「クラレット」言われる少し色が淡いワインであったようです。近年は、濃いワインが好まれるようになったことから、濃くなったようです。ここ最近の動きでは、「クラレット」という少し淡いワインのほうに「原点回帰」しているようです。実際にいくつかワイナリーを回らせていただいて、その動きを感じました。

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販売に関しても、こだわりを持って作っているワインなので、ご自身で日本に輸入会社を作り、自社輸入を行っている他、限られた販売ルートでしか販売しないという徹底ぶりでした。

そして現在のドメーヌは、シャトー・ムートン・ロスチャイルドの畑の横という好立地。ここだけ聞くと、いい場所にあるからじゃないか、と思ってしまうと思いますが、自社畑取得にたどり着くまでの長年かつ大変な道のりを、移動の車の中で伺えたりして、この事業の大変さを身をもって感じました。

さらに、メドック近くを車で移動していると、農作業をしている他のブドウ畑の方々と挨拶をしていたり、A.O.C.ごとにワイン情報を提供しているワイン会館のようなものがあるのですが、そこの職員の方とも仲良く話している。陸上クラブの仲間であったり、仕事の仲間であるようです。

このように、長年にわたって信念をもって地に足をつけて頑張っている方には、周囲の方も応援してくれるのだなと強く感じた。一方、私はまだワインの「ワ」の字も語れないような、素人に毛も生えていない程度のレベル。そんな私にしっかりと、ワイン業界の厳しさを教えてくださるとともに、みっちりと修行させていただき、応援までしてくださりました。

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ワイン業界の大先輩ということだけでなく、本当に人間として尊敬をし、内田氏の人柄、そしてそのワインに魅せられました。迷惑かもしれませんが微力ながら、応援をさせていただけると幸いです。

メドックマラソンには毎年、出られているようで今年のスタート地点で一緒に写真を撮らせていただきました。この出会いに本当に感謝の気持ちで一杯です。

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シリコンバレー駐在時に飲んだ一杯のワインから、ワインの魅力にハマってしまう。このワインの魅力を、誰もが楽しめる世界を作りたい!株式会社Toreviamを創業し、「高級ワインの共同保有」サービスを開始。 https://www.toreviam.com

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