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yasuragu

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オットの真骨頂を見た

オットの真骨頂を見た

里帰りはせず、東京で産むことにした。
退院後、自宅に戻った後は母に約1ヶ月ほど、泊まり込んで手助けをしてもらった。近所に住む妹もよく手伝ってくれた。

母が帰ってから、新米とうちゃんとかあちゃん、息子の3人暮らしが始まった。

オットの仕事中は赤ちゃんとふたりきり
髪を振り乱し、乳を投げ出し
私の人生史上最大の大変な暮らしが幕を開けた。

ところがどっこいだ。
2ヶ月半が過ぎようとする今、

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ロマチのすゝめ

ロマチのすゝめ

オットは本職美容師
ときどきプロアシスタント
毎日ロマチの顔を持つ。

ロマチとは
ロマンチストの略だ。
最大級の敬意を込めて、そう呼んでいる。

わたしという人間は、いつも少し先の未来を見ている。夢や目標、未来のしあわせの為に、とことんがんばることが好きなタイプだ。時に"いまを犠牲にすること"に目をつぶることがある。

一方のオットは、今この瞬間を存分に楽しみ、大切にしたいタイプであ

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大切なものは循環する

大切なものは循環する

今日、ひとつ歳を重ね、
わたしは36歳になった。

35歳は特別な年だった。

はじめての出産
しあわせの絶頂から
息子の先天性難聴が発覚し
悲しみの涙にくれる日々。
ようやく前を向きはじめた頃
コロナによって暮らしは一変した。

総じて、この1年で学んだことは
"人は前進できる、強い生き物"
ということだ。

息子の難聴発覚の悲しみを乗り越えて
前を向けたとき、ようやく先の暮らし方や仕事について

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「感動した!」と言ってもらえるぼくの料理には、圧倒的な戦略とロジックがある

「感動した!」と言ってもらえるぼくの料理には、圧倒的な戦略とロジックがある

はじめまして。鳥羽周作と申します。「sio」という代々木上原のレストランでシェフをやっています。

このnoteでは、ぼくがふだんどのようなことを考えながら料理づくり、お店づくりをしているのかをお伝えしていければと思います。



ただの「おいしい」ではなく「感動した!」と言われたいぼくが目指すのは、ただの「おいしい」ではありません。「感動」です。

日本に「おいしい」お店は無数にありますが、「

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料理がつらいあなたへ〜7000人の生徒を抱えるわたしが今、伝えたいこと〜

料理がつらいあなたへ〜7000人の生徒を抱えるわたしが今、伝えたいこと〜

2度目の緊急事態宣言が発令された。
それぞれが違う立場にあり、守るべきものがあり、この決断やタイミングが正しいのかどうかわたしには到底わからない。
ただひとつ言えるのは再びのstayhomeで食事が家中心になることに頭を抱え、しんどい思いをする人が確実に増えるということだ。

前回の自粛期間中はインスタLIVEでたくさんのレシピを紹介した。
当時コロナよりも大きな不安を抱えていたわたし自身も、SN

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