わからないを受け入れる
私たちは「わからない」と言う状態を恐れます。自分の人生は今これでいいのか確証を求めたくなります。「悪い知らせ」よりも「知らせがないこと」の方が怖いのです。
はっきりとした悪い診断より、あいまいな診断のほうが私たちを不安にさせます。
『ハーバードの人生を変える授業』タル・ベン・シャハー/成瀬まゆみ[訳]
わからないが怖い。
私にも経験がある。この体調不良は何かの病気だ!と思っている時。検査では異常がありません。と言われて
がっかりしたことがある。
病気じゃなくて喜ばしいはずなのに😅
体調不良の原因を知らないことの方が怖いのかもしれない。
発達障害の場合でも、診断名がついてホッとしたという話もよくある。
理由がわかることでホッとする。
理由がわかると、次への道標が探しやすくなるからかも知れない。
けれども、理由が本当にわからない時もある。
自分には、どうにもならないことを心配してエネルギーを使うと空まわりしてしまう。
そこを、見極めていく。
今はどうにもならないことは、一度受け入れることが必要だということなんだと思います。
話は少し変わりますが、
先日、長女の10日間泊まり込みの新入社員研修がありました。いつものように、長女が研修中に辛くなったり、寂しくなったらLINEが来るんだろうなーと心の準備をしていました。が、10日間の研修を終えて帰宅するまで一度もLINEはありませんでした。
以前の私なら数日経っても連絡がなかったら、「研修どう?、寝れてる?」などとこちらからLINEを送っていたと思います。
連絡がこないと、心配が膨れてしまって自分の中にとどめておけなくなるからです。まさに、「知らせがないこと」が怖い状態になってしまっていました。
今回は、『知らせがないのは良い知らせ』と思うことができたので、こちらから連絡することはありませんでした。
『わからないを受け入れる』の一つの例だと理解しています。
こんな些細なことですが、私も長女も依存関係から抜け出し成長している実感と幸福感がわきました。
子供と共に、まだまだ成長中です。
自分たちの無知を心から受け入れることができたら、知らないものに対する不安を、畏敬や驚きという感情に変える準備ができます。
『ハーバードの人生を変える授業』タル・ベン・シャハー/成瀬まゆみ[訳]
今日も、読んでくださったあなたに感謝します。
あなたが、たくさんの優しさで包まれますように💐 まり
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