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【求人】エンジニアとして、上のフェーズに移りたい方を募集します - 株式会社YNS 人事部

5万円~の謝礼金進呈

本noteやbosyuを経由したご応募により、試用期間を経て本採用に至った方には謝礼金として5万円以上を進呈します。ぜひ、以下本文をご覧いただき、お気軽にbosyuよりご応募ください。まずはお互いの需要がマッチするか相談しましょう。そのあとでエントリーするかどうか決めていただければと思っております!

「名手名将にあらず」

プログラマは、出世魚です。出世するとどう変わるかはさておき、以下のような(名前の)コースが用意されると耳にします。

PG → PL → SE → PM

苦労の末に生みだしたコースなんでしょうね。というのも、最初と最後を見てください。プログラマとプロジェクトマネージャです。両者は、まったく別の業務をおこなう役職です。あまりに違いすぎるので、プロジェクトリーダやシステムエンジニアという謎の名付けで出世ポジションを設置し、業務の差分をちょっとずつにしたかったんでしょう。
インターネットの発展によるさまざまな影響で、終身雇用や年功序列の合理性が(一部を除き)崩壊した現在、悠長なことは言っていられません。どんなコースをたどるにせよ、個人個人に合わせた工夫が大事です。

プログラマなら誰もがプロジェクトマネージャをめざすものとする人事制度や社会のならわしはおかしいと思ってます。

ありがちな苦しみ

ソフトウェア開発をおこなうプロジェクトに入るにあたっては、いろんな契約形態がありますよね。雇用、派遣、準委任、請負が候補となります(まれに取締役としての委任も)。とくに準委任や請負の契約で、クライアントと合意にいたった内容がまともだったことあります?営業担当はきちんと実装技術のわかる人も呼んで内容を咀嚼し、よい提案をおこなって、クライアントから信頼されていたでしょうか。みなさんはどうだったかわかりませんけど、私はものすごく苦しんだんですよね。「誰が得するんだよこのプロダクト…。つくるまえに方針をちゃんとしないと、結果的にクライアントのためにならないじゃないか」とか「短納期なら短納期なりの期待値調整ちゃんとやってくれ…。契約むすんだあとで『あれもできないこれもできない』と言えるわけないだろ」とか。大事だからもう一度言いますね、ものすごく苦しんだんです。だから、そういうのイヤだなと思って。
現在私は、さまざまな部署や業務に首をつっこみながらも、契約の現場に立つ業務だけはいつでも最優先でおこない、しっかり見込顧客に提案できるよう努力しています。

ひとつ、自慢があります。私が契約にかかわったプロジェクトでは失敗ゼロです。しっかりQCDを満たして納入できています。不確実性の高いプロジェクトを成功させるには、スタート前つまり契約前からうまく方針をディレクションしなければなりません。もちろん私だけの功績ではなく、後工程を担当するプロジェクトマネージャやプログラマ陣が優秀だったからこその成功でしょう。「オフショア開発」とひとくくりで、苛烈な言葉で否定する方が絶えませんが、何事もピンキリです。日本人が開発したトンデモ実装のソフトウェアの保守を、私たちフィリピン体制でどうにかした実績だってあります。
また、私だけ失敗回避してたってしょうがないです。どういうところに配慮すべきかについて、知見や経験のチーム内共有を随時おこなっており、クライアントごとの課題に合わせたよい提案を全員でおこないます。

最近で失敗したのあったかな…、と思うと、ひとつ事件が起きたのがありました。私たちにはどうしようもないことだったし、クライアントもじゅうぶんに理解してくださったので、お互い「おつかれさまでした!!!!!!!!!!!!」となりました。油断大敵です。

そういう体制の会社の話なら聞いてみようかと思えます?読者の方がそう思えないなら、残念ながら私には価値提供できそうにありません。ここまで読んでくださりありがとうございます。

マッチしそうな読者

さて、誰もがプロジェクトマネージャをめざさなくてよいとしても、依然プログラマが出世魚だとするなら、プログラマのみなさんは次どうするんでしょう。

どうするにしろ、通底するひとつの考え方を提案します。
プロジェクトマネージャにならずとも、プロジェクトマネジメントのスキルセットはもっておいて損はなく、むしろかなり重宝するから、ある程度の水準まで体得しておいたほうがいい、ということです。

たいていの企業でモテる人材は、言われるのを待つ人ではなく、みずから動き、誰かを動かす人です。そして、みずから動くにも誰かを動かすにも必要な行動は、

・動機付け、課題や目標の設定
・段取り、計画
・合意形成、認識すり合わせ
・その他種々の予実照合など

です。それらはプロジェクトマネジメント領域に直結するものです。実装技術上の困難に立ちむかうのもひとつですが、実装技術がわかってもそれだけではどうにもならないのがプロジェクトマネジメントで、当領域の活動は抽象的で知的に高度であるため、高い価値が見込めます。

私たちは、ソフトウェア開発のプロジェクトマネジメントにチャレンジしながら、次のステージに上りたい方とぜひごいっしょしたいです。以下、一例をご覧ください。丸かっこ内にはポジション名を記載しました。あくまで参考程度に。

役職例

・人材育成や組織開発に興味のある方(エンジニアリングマネージャ)
・研究開発に興味のある方(R&Dマネージャ、CTO)
・クライアントと適切な契約を結びたい方(プリセールス)
・いわゆるPMFに意欲的な方(技術広報、マーケタ、コンサルタント)
・情シス領域で起業したい方(社内SE)

上記の役職はそれぞれ、それだけやってくれというよりは稼働調整の上で進めてほしい内容です。そのため、いま現在はそれぞれの役職のプロフェッショナルでなくともかまいません。調査し、やってみて、反応を観察して改善するのを繰りかえしましょう。
「プログラマなら誰もがプロジェクトマネージャをめざすものとする人事制度や社会のならわしはおかしい」と申しあげたとおり、プロジェクトマネージャを過程とみなし、ゴール設定を変えれば、見える景色もずいぶんちがってくるのではないでしょうか。

経緯・背景

いきなりで恐縮です。私いま起業の現実味を模索する段に入っております。弊社の育成方針「経営者を輩出する」にかなう形にできそうです。株式会社YNSとの資本関係をなんらか持つことになるだろうし、弊社の被雇用者をやめるかどうかはまだ微妙なところです。いざ立ち上げるとなり、力をかけてアクセルを踏むには、弊社でおこなってきたことを引きついで進めてくれる方が必要です。経験がなくともポテンシャルのある方。よい成果を出していただく過程にはいろんな出来事が起きるとは思いますが、きっと楽しいです。

あと、おかげさまで引き合いが多く、今のところ5月末くらいまでは詳細設計以降の仕掛かりがほとんどできないほど埋まっており、雇用でも準委任でも、助けてくれる(=お互いに条件の合う)人がいればもっと業績向上が望めます。準委任のほうではそれなりにチームができてきてまして、豊富な経験を持つ方々とのコラボレーションは、それはそれで楽しそうなんですよね。いいなあ…、とかちょっと思っちゃいます!

ちなみに、私の稼働はいくらか確保してあって、そのときどきで優先度にしたがって動きます。開発を頼もうかどうしようかあいまいな状況のクライアントの社内にまぎれこみ、あれこれコンサルティングしております。これはこれで、お問い合わせお待ちしておりますw

方針ふたつ

ちょっとかしこまった文章なんですけど、重要なので以下そのまま載せますね。

1.開発方針

YNSは、顧客の事情に応じたソフトウェアを開発します。状況が、ソースコードの保守性より速度を求めるなら、保守性を犠牲にすると明示的に伝達した上でできるだけスピーディに実装します。瞬間的には不適切な設計と思われるソフトウェアと対面しても、経緯を考えればしかたないなら、しかたないなりに対処します。どんな不測の事態にも対応でき、万が一不具合が起きても生物のように自発的に治癒するといった、完全無欠のソフトウェアは実存しえないものと捉え、予算や期限などの制限がかかる中でかなえるべき理想を追求し、最善を尽くします。当然、最善の姿を提案しますが、当の最善は、自分たちにとってではなくあくまで顧客にとっての最善を考慮したものです。

2.研究方針

受託したソフトウェア開発プロジェクトは顧客の事情に合わせ進行しますが、自社内の研究開発チームは、かかわるエンジニア全員が一丸となり、自分たちで打ちたてた目標を達成すべく活動します。個人活動も認められます。「10%研究活動」と題した稼働時間をもうけ、業務時間全体のうち10%を割き、業務時間内に各位が調べたいことや扱ってみたい技術に触れる機会を確保します(当該時間に受託プロジェクトのタスクにとりかかることは原則的に禁止します)。
先端技術に長け、先導する他企業や個人の存在に刺激を受けるのもよいでしょう。しかし、他者の状況と自分を比較してあせってもしかたありません。自分自身と向き合い、社会の需要や動向を見定め、目標との距離がどれくらい離れていて、目標地点に到達するのにどのくらいの時間がかかるのか感じとりながら、継続的に進めることこそ大切です。

補足すると、今のところPHPやJavaScriptのプログラマが大半を占めますが、バックグラウンドにJavaの実装経験が豊富な人もいます。各位の言語選択は比較的慎重に、相談に乗りながら、ですね。ただし型の意識は強く必要です。
なお、WordPressに依存した開発案件はほぼゼロです。ビジネスの領域が、いわゆるウェブ制作ではなく業務システム開発ですから、WordPressが利用できるときはしますけど、ここのところほとんど扱っていません。

実行環境は、AWSを中心に、さくらやFirebaseやその他クラウドで、とくにこれといって他社との差分はありません。オンプレサーバの保守は、スペシャリストの他社に依頼してください(なんか営業くさくなってきたぞ)。

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記事ID: YNS_6weTRgFdf

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