相続対策は面白い②
第8回 相続対策会議です。
本日は、相続対策は面白いの第2弾です。
相続対策の目的
相続対策は、65歳あたりでいかがという話しをさせていただきました。その理由として、70歳を超えると、理解力や決断力が低下していくことから対策の内容が決まらないという方が多いからです。
本日は、もうひとつの理由を説明したいと思います。
実は、相続対策って、目的なしに考える方が多くいます、一部の方は、節税、つまり『相続税対策の一環』として考えているケースがあります。
相続税は、全国で約8%の世帯が申告・納税をしていますが、関東、特に東京では約16%と高い課税割合になっています。
この相続税節税を目的というケース以外は、ほぼ「ノー目的」で対策をされています。
ここで、「いやいや、ちゃんと目的持って対策していますよ!」という方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、その目的の多くは、「遺産分けのトラブル回避」と言うものです。
「トラブル回避」だけのために、相続対策を考えましたというのは、少々、目標の目線が低いのではと思いませんか?
何も対策をしていないところでも、トラブルを避けることができているところもあります。それを思えば、トラブル回避を目的に対策を行うことは、最低限の目的と言えます。
なので、相続対策の目的を、もっと高い位置に置くことが大事です。
「遺族となった家族の将来や幸せを考える!」
個人的には、このことに尽きると思っていますが、このことを具体的に相続財産を活用して実現するために考える、ここまでを相続対策、特に遺産分けの部分として考えたいです。
相続対策を考える人の状態はどんな感じ?
で、ここが大事になりますが、相続対策を考えている人が、考えているときに、どんな状態なのかが大事です。
相続対策を考える本人が、
・「幸せ」だと言い切れる!
・まだまだ、「幸せ」ではない。
・「不幸せ」である。
・「幸せ」とか「不幸せ」とか分からん。
こんな状態があるとしたら、どの状態が相続対策を考えるのに良い状態と言えるでしょうか?
やはり、「幸せ」だと言い切れる!状態で考えてもらった方がよろしいのではないでしょうか。
幸せを感じていない、実現できていない状態で、将来の家族の幸せを考えられるはずがありません!わけがない!
まずは、自分の人生を幸せであることを実感してもらうことが必要です。
そのうえで家族の幸せを考えるようにします。
「幸せ」を定義する!
「幸せ」って何よ?
とおっしゃる方がいたら、自分なりの「幸せ」の定義を考えてもらいましょう!意外と「幸せ」の定義をしていないことから、幸せを感じていないという方も多くあります。
相続対策を考える前に「幸せ」を定義してみませんか?
相続対策は、「自分探し」でもあり、「幸せ探し」でもあります。
相続対策を考えるのって面白いですね!
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