サイキックシティをみるひと その2
前回はテキスト中心でゲームの概要についての解説でした。
今回は以前プレイした際に撮り貯めたスクリーンショットを並べて、ゲーム模様を追体験できるような感じで解説していきます。
前回フォローし忘れてしまいましたが、僕のプレイ環境はプロジェクトEGGの有料エミュレータを使用しております。2020年5月3日現在、switch版星をみるひとの半額以下な400円でお求めできますので、ぜひこの機会に!
今回のスクリーンショットは、絵の雰囲気重視で選んでいますので、ステータスなどの時系列は滅茶苦茶になっている点をあらかじめご容赦ください。
前回同様にゲーム内容に関する重大なネタバレを含んでおります。プレイを予定している方は楽しみがそがれないか自己判断の上、ご覧ください。
タイトルロゴのロードが終わると、速やかにこの画面に変わります。操作はキーボード及びテンキーで行い、選びたい項目の数字を入力をしてエンターで飛ぶことができます。
[DEMO]を選ぶと、前回の冒頭に記載したテキストと共にCGが表示されます。世界観をよく表したビジュアルなので必見!
ゲームを始めるためには、プレイヤーの分身となるキャラクターを設定する必要があります。それぞれ以下の役割を有するステータスを、合計10になるように割り振り名前を付けると完成です。
・サイコキネシス…マップ中の壁を破壊できる。数値が高い程攻撃力も増す。
・テレパシー…遭遇した人間の心を読んだり、マインドコントロールを行える。機械には通じない。
・ジャンプ…壁をすり抜けられるショートジャンプと、任意に設定した地点へ移動可能なロングジャンプがある。戦闘中は逃走用に使用できる。
・ルック…壁の向こうの状況を索敵できる。(ほぼ使い道がない。)
・シールド…数値が高い程防御力が増す。
敵の名前を設定することができますが、どの敵に反映されるかはゲームを進めないとわかりません。また、設定しなくても進める事が出来ます。
ひとつのゲームに3つまでセーブを分ける事が可能です。それぞれパスワードを設定するようになっており、パスワードを入力して初めてゲームを開始できます。
ゲーム開始直後の画面です。当然のように説明文はないです。
左上がマップであり、真ん中の青い枠がプレイヤーの位置を指します。右側にはステータスや現在使えるコマンドなどが表示されており、下にメッセージが流れる構成になっています。この画面構成は【ブラックオニキス】や【夢幻の心臓】などでも使われた、この頃のスタンダードを踏襲していますね。
画面のバツ印が入った四角(上から見た三角錐の様な)は建物を表しており、でっぱりから入ることができます。
この画面では、左に隣接する障害物(ガレキ?)を超えようとしています。
「J」キーを押して飛びたい方向を選ぶと、テレポートを行えます。
バツ印の四角の中に入ると。表示が室内のグラフィックに変わります。
屋内外問わず、ニューヨーク市民に遭遇することが度々あります。
一般市民と上級市民に分かれており、その中に仲間のラップ人が紛れていることもあります。基本的にはテレパシーで意思疎通を試みます。
テレパシーレベルによってはアイテムをくれる事もありますが、多くは心の中で思っている事を聞き出す効果になります。
グランドキャニオンに雪が降る。今朝の食事はケロッグwithコカコーラ。
仲間だとわかった際は、メンバーが6人未満ならばそのままメンバーに加入します。6人一杯になっている場合は、ついていくことはできないというメッセージが出て別れます。ステータスは遭遇したラップ人ごとに差があります。
遭遇するのは市民ばかりではありません。ラップ人狩りをする軍隊やロボット、核戦争の後遺症で生まれたと思わしきミュータントたちが襲ってくることもあります。
戦闘はサイコキネシス(攻撃)テレパシー(戦意を奪う)テレポート(逃げる)を駆使して戦います。この戦闘の処理がかなり遅い上にお互いなかなか攻撃が当たらないため、後半の戦闘は一回十分ほどかかることが多くありました。
敵を倒して得たEXP(経験値)が一定に達すると、キャラクターは成長します。各ステータスが一律1ずつ上昇し、より有利なゲーム展開に持ち込みやすくなります。
ではニューヨークを旅しながら物語を追っていきましょう。
濃い緑部分は森林地帯か、自然公園か……プレイヤーの想像力にゆだねられます。
戦争の爪痕はあちこちに残っています。ビルのすぐ隣には、廃屋と化した建物の残骸があちこちに乱立しています。
東側に広がる廃墟地帯は、足場が悪く落とし穴になっている地点も。運が悪いと、そのまま地下道へ真っ逆さま!
地下の下水道です。湿っぽく不衛生な地帯を進み、ラップ人の安住の地へ行く手掛かりを探します。それとは別に、地下にはしろいわにという神聖な存在がどこかにいるとも……!?
もしもしろいわにに出会えたら、彼らが守っていると言い伝えられている、ラップ人の超能力を高めるパワーストーンラドクリフ鉱石が見つかるかもしれません。
気を取り直して市街地の探索へ。一つの建物に複数の部屋がある建物は、(多分)オフィスやアパートです。各部屋に仲間のラップ人がいるのかも……?
建物によってはIDカードを入手しないと入れないところがあります。白の施設は病院や研究所を表しています。
病院には院長もおり、テレパシーでIDカードをせしめる事も出来ます。ネクタイがオシャレですね。
屋内の二階に登ると、薬品が貯蔵された部屋が……。
この金庫の中には、本ゲームで唯一の回復アイテムであるクスリが入っています!入手方法はどこかで聞き出せる鍵の番号を入力する事……たとえ親の顔を忘れても、この金庫と鍵番号だけは忘れてはいけません。
各地にあるコンピュータは、このように情報を引き出すことができます。それが有益かどうかは、プレイヤーの判断力にゆだねられます。
こらこら、壊してしまったら元も子もないですよ。
この特徴的なヘアスタイルのキャラクターは、軍隊のお偉いさんです。彼らしか知らない特別な情報を得るチャンスかも……?
軍隊の基地正面ゲートです。物々しい雰囲気もさることながら、謎の赤いセンサーのようなものが気になります。もしあのセンサーにラップ人の存在を察知されたら……?
察知されるとあっという間にガードロボットに包囲されてしまいます!一機一機は大したことがないかもしれませんが、徒党を組まれるとさすがのラップ人たちも圧されてしまいます。戦況を見極めるのが重要です。
青い四角は軍事基地です。
ここは滑走路なようで、戦闘機(多分)が多数寝そべっています。
その中でも円形に形作っている施設。こちらはなんと……
ここは格納庫!弾薬がたくさん詰まっていました。
ここでサイコキネシスを駆使したら、さぞかし大きな爆発が起こる事でしょう……え、やりたい?
爆発させると、辺り一面穴だらけになります。基地防衛システムがマヒしますが、通れないところも出てきてしまうので、軽率な超能力は控えましょう。
軍事基地の中は入り組んだ通路と無数にある部屋で、全容がつかめません。うかつに入ると危険な部屋もあるかも?
地下は迷宮です。いきなり天井が落ちてきて、閉じ込められてしまう事も!?
奥へ進むほど、敵の強さは強大になっていきます。それでも決死の覚悟で突撃するラップ人!自由を手にするため走る!!
満身創痍になりながらも、遂に軍事基地の最深部へ!この扉の先はいったい何が……。
最深部になぜ人間の脳が!?
今こそ、テレパシーの出番!
……以上がサイキックシティのダイジェストでした。
エンディングの模様は動画にしたものがニコニコ動画にありますので、こちらも併せてご覧ください。
次回は個人的な雑感と、本作を取り巻いていた状況のお話をして締めたいと思います。
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